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スコットランド旅行記 その9

9/3 その4
ちょっと遊びで忙しくて更新遅れました。

・スペイサイドウェイ
クレイゲラヒに帰還。マッカランのツアーに参加できず、微妙に時間が余っているので、スペイ川の散策をすることにした。ということで、さかもとさんから教えてもらったスペイサイドウェイを軽く歩くことに。


スペイサイドウェイは、スペイ川のほとりを走っている小道で、ウォーキングやサイクリングのコースになっている。
クレイゲラヒホテルの裏にスペイサイドウェイへ降りる道があった。ハイランダーインの裏からも降りられるらしい。


スペイサイドウェイからスペイ川を撮影。釣りをしている人がいる。


もう一枚。スペイ川の水は黒く見えるが、これはピートか何かが川底に張り付いているから黒く見えるだけで、水自体の透明度は高い。


河原に降りて写真撮影。これを見ると透明度が高いことが分かると思う。


美しい川だ。


またもや釣り人発見。サーモンをフライで釣っているようだ。
天気も良い上に涼しかったので、釣り人を見ながらここで30分位のんびりしていた。
その後、スペイ川の水をペットボトルに詰めてクレイゲラヒへ帰還。
(検疫通るのかどうか心配だが)

・クレイゲラヒホテル クエイクバー
クレイゲラヒに戻ったが、まだ夕食には早い時間だ。
ということで、この旅の目的の一つであるクレイゲラヒホテルクエイクバーへ行って軽く飲むことにする。


クレイゲラヒホテル。道を挟んでハイランダーインの向かいにある。
ここにあるクエイクバーは、ハイランダーインと同じく世界的に有名で、スペイサイドで双璧を成すバーだと言われている。
ホテルに入ると、すぐ右側にバーがあった。営業時間が心配だったが、昼から夜まで空いているらしい。


入ってまず驚いたのだが、壁がウィスキーのボトルで覆い尽くされている。三鷹のBURNSを思い出させる作りだ。
調度品はホテルのバーにふさわしく、非常にゆったりしたソファーと木製の机が用意されている。
まだ早い時間なので、客は僕一人しかいなかった。


メニュー。全ボトルの詳細情報と価格が記載されているらしい。もはや辞書みたいな状態になっている。


バーカウンター。正装したバーテンダーと少し話をして、ジントニックを注文。
バーテンダーに聞いたところ、ウィスキーのボトルは700本以上あるらしい。


適当なソファーに腰掛けて、ボトルを見つつジントニックをいただく。ジントニックの出来は素晴らしかった。


二杯目は花と動物のモートラック16年
香りは基本シェリーだがあまり強くない、少し花。
味はあまり甘くない、飲みやすい、口の中にシェリーが広がる、適度な渋みと苦み。
A


三杯目はグレングラント GM 1956-2006 40%
香りは50年代スペイサイドらしく爽やかなスモーク、スミレ、シェリー感、だが度数が40%なので少し弱いか。
味はミドル、口の中にスモークとシェリーが広がる、グラントらしい、飲みやすい。
LMdW向けの1956を少し弱めて飲みやすくした感じ。
S

確かにこのバーはウィスキーラバーにとっては最高のバーの一つだと思う。大量のボトルに囲まれて、ゆったりしたソファーでくつろぎながら飲む、という至福の時を過ごすことができる。カクテルの腕も確かだ。ただハイランダーインと比べると少し高めのようだ。しかし日本で飲むのに比べたら遥かに安い(この三杯で28.70£)。

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ちなみにこのクエイクバーに来た時点で、スコットランドのバーに共通する点を二つ見つけた。
一つ目は、どのバー(パブ)にもほぼ必ずドラフトのシードルが置いてあること。しかもかなりの人がシードルを飲んでいる。ビールを注文する人とシードルを注文する人の比率は3:1~2:1くらいだと思う。シードル好きな僕にとっては夢のような世界だ。
二つ目は、どのバー(パブ)でも酒の量を正確に測ってグラスに入れていること。グラスのビールやシードルは常にパイント(約568ml)単位で記載されている。日本のように「ジョッキ」とか「グラス」とかいう曖昧な記載は少ない。モルトをグラスに注ぐ時も、必ずメジャー(25mlのステンレス製のショットグラスのようなもの)を使い、グラスの上で溢れるまで注いだ後に中身をグラスに落とす。日本で言う升酒みたいな感じだ。
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三杯目を飲んだ時点でまだ17時位なので、一度ハイランダーインに戻って眠った後、夕食を取ることにする。

次回、ハイランダーインで夕食&飲み、そして翌朝。

#スコットランド旅行記

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