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スペイキャスト@いわきHEATH 7/11昼


スペイキャスト(マッカラン) GM 15年 ジャッコーネ 1970年頃ボトリング
香りはぶどう、シェリー、ヘビー、甘い、まさにマッカラン。
味も同じくブドウ、シェリー、ヘビー、甘い、まさにマッカラン。

ちなみにこのボトルはHEATHのテイスティング会ではグラント5年の次に出て、僕がてテイスティングコメントを述べました。
内容は以下のような感じ。


ウスケバで《飲んだ酒を淡々と記録するよ》というブログをやっておりますryutani@射命丸と申します。
このスペイキャスト15年は先ほどのグレングラント5年と全く個性が違いますので、比較してみるのが一番分かりやすいと思います。
まず色が明らかに違います。グラント5年は黄色がかった白でしたが、このスペイキャストは明らかに茶色です。こういった色の違いは熟成年数の違いによるものです。グラントは5年、スペイキャストは15年なので、長く熟成させた分、樽の成分がウィスキーに染み出てこういった色が付きます。また、そもそも使っている樽の種類も違うと思われます。グラントは多分いくつかの樽を使っていると思われますが、このスペイキャストはシェリー樽を使っています。シェリー樽で熟成させたウィスキーはこういった濃い茶色になります。
次に香りですが、先ほどのグラントにあった麦の香り、穀物香や若いウィスキーによくある少しの硫黄香がほぼ消えています。その代わりに出てきているのがぶどうの香り、木の香り、甘いチョコレートのような高貴な香りです。これらも主にシェリー樽での熟成を経たウィスキーの特徴です。
最後に味ですが、先ほどのグラントは穀物の甘さ、爽やかさ、焼酎のような刺激がありましたが、このスペイキャストはよりヘビーで、まろやかで、ぶどうの甘みがあり、シェリーのようでもあり、全体的にウィスキーらしい味になっています。これもやはり使っている樽と熟成年数の違いによるものです。
最後に、このスペイキャストの中身はマッカランとのことですが、何と言いますか、まさにマッカランを代表するボトルなのではないかと思います。現在店頭で並んでいるマッカランの12年や18年も基本的には同じ方向性です。
非常に素晴らしいボトルですね。ありがとうございました。

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