いや~、改めて、有名蒸溜所の少し前のオフィシャルの底力に、まだまだ、スコッチシングルモルトウイスキーの事が判っていない、初心者だな~と痛感した初心者店主です。(T_T)
で、それを実感したのが、ハイランドパーク蒸溜所の90年代後半からのボトル。
シルクプリントの次の次の太陽の絵付きラベルの12年のボトルをチェックしてた時の事。
何せ、暇な店なんで月に一杯でるかどうかなんで、痛んで無いかのチェック。(涙)
【40ml=1300円の750ml43°12年表記ボトル】
なんと、量が減ってヘタレたのか(笑)微かながら南国フルーツ風味が出てきてるじゃあ~りませんか。(・_・)エッ..?
で、急いで上級版の18年をチェーク!!!!!!!!!!!
【40ml=1800円の700ml43°の18年表記ボトル】
おおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉう。(はーと)
来てます来てます!明瞭なパッション風味!!!(>Σ<)ムヒョー
前回最後に呑まれたお客様が、「マスター!ボトル隠しといて!!残り少ないから、必ず店来たら呑むから!」と、言ってはったのが、一ヶ月近く経って今日やっと理解できました。(爆)
強烈ではないですが、しっかりとしたパッション風味が極上のシェリー樽のハイランドパークらしい力強ピートやヒースの風味と共に漂ってるのですから、物分かりの悪い初心者の牛なワタシでも、ウットリ。
流石、モルトウイスキーブーム直前の樽が余っていた時代のボトル。
中身には、20年以上どころか濃すぎる(苦い)30年越えもブレンドされていると言う話が、嘘では無くてホントなんだと実感しました。
いや~、このボトル呑んだ事ある方は、非常に多いと思います。
それどころか、底値の時は四千円程度(ワタシは最後に探して買ったので高かった(T_T)でしたから晩酌にしてた人も多いとも聞きます。
が、本当に実力を発揮した状態のウイスキーに当たった方は、何人居られるのでしょうね~?
久しぶりに、頭ぶん殴られた位ビックリしたのとテイスティングノートの難しさをまざまざと見せつけてくれた想いです。
改めて、テイスティングノートを公開する事によって、固定されたイメージを読者や飲み手に植え付け、ひいてはボトルの価値を下げる事の方が多いのでは?
と、悩みます。
大学の研究結果でも、テイスティング結果に事前情報(価格や有名人のコメント)が影響するのも証明されてますしね~。
この変化を実感して、テイスティングノートの意味と紹介の難しさに悩む初心者店主でした。(悩)
なにはともあれ、日々勉強ですな~。
#トリビアとかテイスティングなんか編 〜時には真面目に酒な話〜