MENU

個人的に酒から見て~初参加JSS講演会~

先日の講演会~修道院の解体~は、酒側から見ても面白い上、為になりました。(^-^)/

[白人のマイケル著]

[三大写本の一つケルズの書]

特に、上記二冊の不明な部分の肉付けが出来、ウイスキーの始まりと伝播の前段階(醸造酒)としての個人的妄想(笑)も楽しかったです。(^-^)/

個人的意見ですが、やっぱり、ウイスキーの発祥&発達はスペイン(アラブの蒸溜技術)→アイルランドorウェールズ(雑穀ウイスキー)→スコットランドの様な気が強く成りました。

と、言うのも、当時最先端の科学知識(醸造)科学的思考&探求心を生かせる財力が有ったのが修道院だけだったのは、ブルゴーニュワインやベルギービールの歴史を見れば一目瞭然。

で、なぜ、ここにケルズの書かと言うと、西スコットランドのマル島(トバモリーですな)沖の聖地アイオナ島とアイルランド・ミーズ州のケルズ(地名)には深い関係が。少し話はズレますが、修道院の起こりは、ヌルシアのベネディクト(480-547)が、巡礼者をワインでもてなして有名な南イタリアモンテカッシの修道院に始まります。(自分の手で仕事をして食べてゆくと唱えた)

561年頃に、アイオナ島にはアイルランド人聖コルム・キレ(聖コルンバ)によって設立された歴史があり、806年ヴァイキングの略奪破壊後は、ケルズに避難先として修道院が建てられ、長い間一つのコミュニティとして運営された経緯があります。

また、600年代初期に書かれた教義の中で、聖コルンバはビールの事に言及してたりします。

また、イングランド・スコットランド境界の当時(635年)ノーザンブリア王国のリンデスファーンに最初の修道院を建てたのも、聖エイダンと言うアイルランド修道士でした。

また、アイルランドに蒸溜技術を伝えたのは4世紀頃の守護聖人聖パトリクスとの伝説もあります。(出身は、ダンバートンで、先にスコットランドに伝えたとの伝説も・・・・)

事実は、歴史の霧の中ですが、想像力をかき立てる面白い講演でした。

#トリビアとかテイスティングなんか編 〜時には真面目に酒な話〜

この記事を書いた人