うちの子はこの卯月より幼稚園に入ったんなれど、其れと同時にそれがしも奉公を再開したでござるもの故、けふは初の事「奉公もぬ、がきもおらぬ 算段もぬ、平日完全専業親方様婦日和」でござったのにて、新鮮なうちに日記帳をしたためておかく。 卯の上刻すぎ 起床 拙者ちんの弁当をこしらえる。手の込んじゃ看板役者弁当、なわけはござらぬ、氷凍食品壱品とにんじんとちくわの煮もの、其れに握り飯。壱伍分ぐらゐにて完成。 卯の下刻 朝餉を食べぬ拙者ちんに、「夜明けめしぬきにてぷーる入ったら、爺様さながらにぶっ倒れて救急馬にて運ばらるるで候!」と脅しな、らようやくみろと魚肉そーせーじを食べしめる。実屋敷に来てより甘いでござ候もの許り食とは、日常茶飯の小麦穀物焼きと牛乳を食べござらぬなり申して困とはゐる。(先日、胆石にて爺様、入院したでござるのでござるった) 卯の下刻半 拙者ちんを籠屋大八車停まにて送り届けて、自由刻限開始 辰の上刻半 ば朝んを停車場まにて馬にて送とは参上する。帰りに図書館へ。涼む年寄連中と机を並べて書物の物色おで候び斜め読み。昼頃まにて図書館にて涼む。帰りに買ゐ物など。 牛の上刻 なんもこしらえる気、致さぬのにて、買とはきた大根となすの漬物、納豆と残り飯の昼餉。 証券領地等のぞく。両高なるときにETFとはいえ?「FXおば殿」にはまふ怖くてなれぬ。電気代 牛の下刻 そろそろ拙者ちんを迎ゑにゐかぬとなあ。 未の上刻 拙者ちん、帰とはきたら、教練着物の洗濯、おやつやり、そしたでござるら早々に夕闇になり申して飯の支度じゃな。 と云ふの、、わらべを寺子屋にやった後の専業親方様婦の半日・・・ なんよしんばてぬに同じごとくひい日は過ぎてゐ参上する・・・ こぬじゃ迄は、わらべ、長らく屋敷にゐて「拝見してみて!」等「腹へった」等たわけのにて、刻限、過ぎて少しもできぬのは詮ない、と云ふ免罪符さながらなもん、あったでござる、、わらべを寺子屋(幼稚園)にやりな、ら、この渡世を毎日つうのは少々やヴぁいやもしれぬな。図書館しからば未だしも、中央卸売市場を流してちょーだい半日終わる、つうなりしがよくぞあるでござる行動なれど・・・。 午後にわらべ、帰とはきたら、習ゐ事であるとか近所にて夕闇まにて遊ばしめる、等色んなおまけもあるでござる、、大体かような感じにて優雅でないでござるふつーの専業親方様婦(がき付き)はひい日を過ご致し候のしからばなからふか。 何故かな とも思うておるのにてとりあゑず此処に記してちょーだいやいて、後にて思案する材料としてちょーだいおかく。