ピアレスコレクション初登場となるロイヤルロッホナガーが入荷しました。
ロイヤルロッホナガーはヴィクトリア女王から王室御用達を受けたことで有名な
東ハイランドの蒸溜所です。
3つの「ロイヤル」を冠する蒸溜所のひとつでありながら、蒸溜器は1組、
年間生産量はわずか40万リットルとディアジオ系で最小です。
スコットランドでは50箇所ちかくの蒸留所を
見てまいりましたが
一番、掃除のいきとどいた
清潔な蒸留所というのが
私の個人的な感想です。
オフィシャルボトルの
ロイヤルロッホナガー・セレクテッド・リザーブは
私世代のバーテンダーにとっては
15年ほど前、この世界に足を踏み入れた頃、
特別あこがれのボトルでした。
当然、今現在も最も愛する銘柄のひとつですが。
ボトラーズからはリリースされることは
あまり多いとは言えない蒸留所ですが、
過去に飲んだ幾つかは
思い入れがあるだけにいつも残念な思いをするボトルが多く、
今回、数々の伝説的なボトルを発表してきた
ピアレスからロッホナガーが初登場すると聞き
期待は膨らむばかりです。
何本か確保しようかとも思ったのですが、
過去のことがあるので躊躇してしまい
1本しか取りませんでした。
開栓の結果からお伝えすると5本くらい取っておけば良かった〜!
ロイヤルロッホナガー1986−2009
22年
56.4% 700ml
カスクNo.942
総ボトリング数 116本
輸入元入荷本数 78本のみ
色 うすいゴールド
香 麦芽と甘いリンゴの香りから始まるが徐々に
パッションフルーツ、ピーチの香りに変化。
開くとカスタードクリームがグラスに広がります。
味 まず優しいフルーツの酸味、チェリー、ライチ
そしてロッホナガーらしいスモーキーさ。
開くとスモーキーさはどこかへ行ってしまい
ピーチ、ライチ、アニス、ホワイトチョコ。
お値打ち価格でこの味わい。
初めて出会った、オフィシャル以外で美味しいロッホナガー
みなさん、見かけたら買い占めてください。
#ロイヤルロッホナガー