GLENFIDDICH
Aged 30 Years
(グレンフィディック30年)
40% 700ml
価格:メーカー希望64000円(17000円前後での販売は確認)
その他:開封後1年少々経過
オススメ度(5)
☆☆☆☆☆
香り:優しい香り立ち、甘酸っぱさ、熟したザクロやプラムのような果実感と合わせて穏やかなパフュームを感じる。
パフュームと合わせて、青リンゴや南国系のフレーバーもほのかに感じ、華やかで嫌味のないコロンのよう。
しかしパフュームが出ているため、どこか人工的というか違和感を感じてしまう。
味:スムーズな口当りでかすかにウッディ、熟したピンクグレープフルーツ、プラム、赤を連想させる果実感、
そしてパフューム(フルーティー傾向)、後半にかけて徐々にビターになり、ほのかに焦げたようなフレーバーも。
余韻はドライで若干スパイシー、中間は適度な深みがあるが、余韻は甘い残り香を残しながらすっきりとまとまっている。
パフュームが感じられるものの、スムーズでバランスという点でもわるくない。しかし30年という熟成を感じるには・・・。
オフィシャル長期熟成で40度加水の高級モデルは、個性や力強さよりも“バランス”を追及する方向で落ち着くのだろうか。
コメント:地元のBAR,プレジールにて。グレンフィディックのオフィシャルボトル(通常普及品)における、一応の最上級品。
1960年代以前のフィディックはかなりヘビーなパフュームを持っていた時代があり、最近のボトルだとキングズバリーが2009年にリリースした、
グレンフィディック1964-2009の55度、58.1度の2種類に、パフュームを感じました。
しかし、現行12年や旧ボトル・ピュアモルト無印など、現行に向かうにつれてパフュームが無くなっており、最近のものであれば問題は無いのかと思っていたのですが、
それが一応2005年以降に販売されたと思しきフィディック30年で、さりげなく出ていようとは・・・
噂でOBフィディック30年はパフュームだよと聞いていましたが、そのとおりでした。
その上超強気なメーカー小売価格でコレを飲まされる・・・あまり想像したくないモノです。
ただその構成はフルーティーで、非常にバランスのよいパフューム感です、果実感と合わせてまだイケルかなという感じ。
パフュームについては捕らえ方しだいなんでしょうが・・・後は好み次第ということっすかね。
個人的には、世界で一番売れているというモルトとして、これぞ!という1本を期待したいのですが。
#グレンフィディック