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BBRボウモア1994-2010”Flower”

 

BERRY BROS’ & RUDO
BOWMORE1994
(BBRボウモア 1994)

700ml 56.5%
Aged 15 years
Distilled:1994年10月
Bottled:2010年2月
Cask type, Hogshead
Cask No,1707

オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆

香り:塩素系の消毒薬、異国(アジア方面)のプールサイドにいるようだ。ピートの質感、薫香のニュアンス、ほのかに黄色いフルーツ感も漂う。
フルーツ感は粘性があるが、全体的にはさらっとしており植物の青さに加えて、海っぽさをはっきりと感じる。例えるなら鮮度の良いホタテ・・・

味:若干粘性がありスムーズな口当りだが、オイリーな甘さに加えて、クリーンな塩っ気がしっかり広がる。
スパイスはそれほど無いが、薬っぽさ、そして塩の刺激が口内を蹂躙する、疲れたときによさそうだ。
甘さはフルーツというよりは、パイシューの生地のようなプレーンな甘さ、そこに細かい塩が掛けられている。
鼻抜け塩っぽさ、ピートスモーク。余韻は舌上に塩がしっかり残り、口の奥にほのかなピートを感じる。

コメント:引継ぎボウモア。なんのこっちゃという人は、ウスケバ関東オフ第2回の募集記事を参照のこと。
これぞエンジェルズシェアならぬ、奪われても美味しくならない“悪魔のぼったくり”。少しずつ減っていくわけです。

実はこのボトルに関しては、詳しい話はまったく存じないのですが、
知っている情報を列挙すると、まずこのボトルはどこぞの愛好家の方が個人でボトリングされたというモノ。
ラベルのデザインは、ぱっと見はサマローリのブーケラベル。というのも、ラベルデザインを決める際に意識してこちらの方向にもっていったそうです。

カスクは私の手元にある1707、確か同じ方によるボトリングで、1706だか1705もあったと記憶しています。
ラベルデザインは同じカスクナンバーでもばらばら、知ってるだけで1707で32種類、その中で比較すると、私の手元にあるものは、まだそれほどブーケ寄りのデザインではないモノです。

参照:サマローリ・ブーケ・ボウモアと本ボトル

なおボトルの特徴は、ぼったくる悪魔もびっくりするほど“塩”そして、アイラモルトらしい海の香りに満ちており、
塩や力強さが自慢のボウモアテンペストもひれ伏す、まさにボウモア新時代といえるボトルであるように感じます。

しかしまぁ個人でボトリングって、うらやましい限りです。
ましてそれがボウモア・・・ってのは、いやー本当にすごい方がいるもんですね。

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#ボウモア

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