THE BALVENIE
“DOUBLE WOOD”
Aged 12 Years
40% 700ml
First Cask: Traditional whisky oak casks.
Second Cask: European oak sherry casks.
価格:3500円前後
オススメ度(4)
☆☆☆☆
香り:ややアルコール、植物っぽさと甘酸っぱさはドライイチジク、カスタードクリーム、
ドライさのあるリフィル系のシェリー感。乾いた麦や木、時間と共に焼き栗、オークのニュアンスが前に出てくる。
味:甘くスムーズでバニラ、メイプルシロップ、すぐに栗の渋皮。中間から徐々にスパイス、鼻抜けはシェリー感がほのかに、そしてオーク香。
その後やや粘性のあるチョコレートソースを感じるが、余韻はスパイシーでドライに。あまじょっぱさ、みたらし系も。
値段を考えればバランスは良いといえる。
コメント:会社の飲み会の残りを引き取ってきたので、自宅にて。そういえば最近この手のオフィシャルの紹介がなかったなぁということで。
平行の43度仕様は近所のBARにあったので何度か飲んでいるが、40度仕様をちゃんと飲むのは実ははじめて。
さて、このバルヴェニーダブルウッドは、乾いた木のニュアンスや、オーク香が前に出ており、リフィルっぽさが強く感じられる。
これに関連して気になるのは“Second Cask: European oak sherry casks.”の部分、ヨーロピアン(スパニッシュ)オークのシェリーカスクが後熟に使われたと書かれていること。
そもそもシェリー樽の樽材は、アメリカンオークが基本となる。その辺はシェリーについて書かれた本を開いてみれば、だいたい書いてある。
ヨーロピアンオークはスパニッシュオークと同じものである。なんせ生えてる地域は同じなのだから。
そしてスパニッシュオークのシェリー樽は・・・マッカラン蒸留所が大量生産している以外、バルヴェニーの生産量をまかなえるほど作られていないはず。
それなのに、このバルヴェニー、非常にリフィルのシェリー感であふれている。
とすれば、サントリー経由でマッカランで使われたスパニッシュオークのシェリー樽が、バルヴェニーに流れているのか・・・?
なーんて、フレーバー等々からの推測。
まぁ何も考えず、テレビでも見ながら飲むには良い酒です。
リフィルのシェリー感が好みを分けるかと思いますが、オークのフレーバーはわかりやすく、嫌味もないので個人的にはGOODかな。
~~余談~~
9月5日に東京でブラッカダーの試飲会が開催されるそうですね。
・・・同期旅行中だ、しかも幹事(いつも)なんだぜ、オレw
ハハハ、せっかくなのに残念すぎる。
悔しいからアイラモルトもって旅行行きます、行き先はわが心のふるさと式根島。
アイラモルト片手に船の旅でございます。
この気分にマッチする酒は・・・ボウモアのテンペストかな。
ホントに大荒れ(テンペスト)になったら洒落にならんけどw
#バルヴェニー