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GMCCロングモーン1963-1991(28年)

GORDON&MACPHAIL
Connoissours Choice
LONGMORN-Glenlivet
(ロングモーン 1963)

700ml 40%
Distilled 1963
Bottled 1991

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:穏やかな香り立ちでやや粉っぽさとフルーツの甘さが柔らかく香る。
貯蔵庫の埃、ドライマンゴー、柑橘系のクリーム、フルーツの皮、若干アルコールガーゼのようなメンソール感もある。
奥にほんの少しだがパフューム系の香水感も感じるものの、全体的にはやさしく良くまとまっている。

味:スムーズな口当り、しっとりとした甘さから、若干のヒネ、麦芽質で程よいビター感が口の中に広がる。
ほうじ茶、フルーツは桃の缶詰から後半にかけてグレープフルーツ、オールド系の麦感、ほのかにミント、ややカラメル質。
鼻抜けは麦感とメンソール、余韻は白桃、さらりとして口奥にグレープフルーツのビター感がじわじわと続く。

全体的に40度加水の影響を受けているが、その中でも光るものがあって実に面白い。
後の味を殺す構成ではないので、1杯目に楽しむもよし、食後に一息置いたあとなら食後酒としても問題ない。是非ストレートで。

コメント:87Malt Nightのフリーテイスティングタイムにて、ledさんお持込みの一杯。
現地で少しいただきましたが、流石にあれだけカスク系でガンガン飲んだ後だと味がわかりづらく、
サンプルを少しいただいて帰りました。ledさん、貴重なモルトをありがとうございました。
(サンプル用の小瓶は、煮沸消毒の後でミネラルウォーターで洗浄し、乾燥させたものです。洗剤は使用しておりません。)

1963のロングモーンというと、自分が今まで飲んだロングモーンの中では最古のビンテージかもしれません。
60年代はいくつか飲んでいますが、だいたいはどシェリー系のモノで、シェリーとのバランスはすばらしいながら、原酒由来のフレーバーの姿は見えづらいモノがほとんどでした。

今回いただいたGMCCロングモーン1963は、おそらくリフィルシェリーの加水だと思いますが、
あぁこれがロングモーンの本来のフレーバーなんだなというモノをいくつか感じることが出来ました。
それは不思議と現行品や、ひとつ前のロングモーンにも共通するモノでもあり、周囲の評判はどうあれ、
この蒸留所が今もなお過去に通じるポテンシャルを持っていることが伺えます。味もさることながら、中々考えさせられる一本でした。

~~以下、余談~~

さて、長々と書いてきました「87Malts Night !!」 for Extream Drinker の関連記事も、テイスティングに関しては本ボトルで最後となりました。
実は後1本、WMLロングモーン1968があるのですが、これは会が終わって簡単な片づけを済ませ、
グラスに注いで飲みながら宿まで帰ったというモルトで・・・当然テイスティングノートなんて記録していないのです。
なので、これで本当にラストです。

前回のウスケバ関東オフでは、簡単なコメントで終わるモノが多かったのですが、今回はガチでメモを取らせてもらい、
PC持込みで対応させていただきましたので、通常クオリティでコメントを残すことが出来ました。
それが果たしてどう役に立つかというと、どうにもならないモノかもしれませんが、自分としては“やり遂げた気持ち”で一杯です。
OK,自己満足マジサイコー。

しかし、これは別件の話ですが、このようにリアルタイムで記事を残すことに対して、私自身行き過ぎてしまったというか、調子に乗ってしまったところがあり、
先日行われた「アイラモルトを飲もう」の会では、私の勝手な判断からご迷惑をおかけしてしまいました。
常識として考えれば、このようにブログに写真を載せ、記事としてUPする場合は事前の承諾が必要なところです。
結論を言えば、それを怠ったまま今回記事をUPしておりました。大きな問題にこそなりませんでしたが、コメントされないだけで気にされていた方も居たかもしれません。
本件の私の対応につきまして、大変失礼いたしました。

明後日でブログ開設から4ヶ月。気がつけばアクセスは7万となり、日を追うごとにアクセス数、訪問数も増えています。
出すぎた杭的なことを書くときもありますが、ブログを訪問していただいている皆様には、いつも暖かく見守っていただいており感謝の気持ちが絶えません。
今回の経験をしっかりと糧として、今後もブログを書かせていただければと考えています。

皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

#ロングモーン

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