GORDON&MACPHAIL
MORTLACH
EXCLUSIVE BOTTLING FOR JAPAN IMPORT SYSTEM
(ゴードンマクファイル モートラック1974 for JIS)
Aged 35 years old
52.4% 700ml
Distilled: 1974
Bottled: 2010 March 3rd
Cask type: Refill Sherry Butt
Cask No, 8264
Bottle No, 49/146
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:まずベリー感が上面にあり、その裏にはオーク香もある。杏、バナナクリーム、栗の渋皮、
時間とともに若干の硫黄も感じる。香りは勢いがあって広がるが角があり、自己主張が強い。
味:スムーズな口当たりだが、すぐに濃い目の甘さとウッディな渋みがやってくる。
ダークフルーツを入れて焼いたパウンドケーキ、くるみ、カカオ率高めのビターチョコ、若干のベリージャム。
中盤から後半にかけて渋みが支配的で、鼻抜けは熟したバナナとオーク、余韻はビターでタンニンも。
個性的だが、個人的にはこちらのほうが野暮ったさを感じる。
コメント:いわき@ヒーステイスティング会にて。先日記事UPしたGMモートラック1974-2010のカスク違い。
ボトリング日時としては1日遅いので、こちらのボトルが弟ということになります。
さてこの弟君、樽のタイプは一応同じで熟成期間もほぼ同じながら、兄とはガラッと印象が変わります。
似ている箇所はありますが、前面に出ている構成はまったく違う。弟は個性的で、七夕DIVERさんのコメントを拝借すれば「やんちゃ」と言えます。
どちらを好まれるかは飲み手しだい・・・1杯だけなら兄のほう、長く付き合うなら個性的な弟のほうが面白いかも知れません。
まさに熟成の神秘、非常に面白いです。
また、兄のほうが度数が低く、ボトリング本数が弟より60本程度少ないのが気になります。
加水調整した・・・というわけではないのでしょうが、兄弟カスクにしては差が出ています。
天使たちは兄のほうが好きだったのでしょうか、それとも日本工業規格ではないほうのそれな方々が、何かたくらんでいるのでしょうか。
いつかの某モルトみたいに、数十本限定でエンジェルズ・シェア モートラック とか出たら面白いですね。
そういえば、今回発売されたGMケルティックの情報をゲットしたのは、今年の4月末ごろでした。
某BARのマスターに
「くりりんさん、6月ごろにまたケルティック出るんですよ」
「ラインナップは、ロングモーン、グラント、クライヌリッシュ、モートラックですが、モートラックは押さえたほうがいいですよ」
と言われており、確かにレベル高かったです。
無事、どちらも飲むことができたことに感謝です。
さて、残りのケルティックもどこかで飲まないと!
~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~
【完】87Malts Night!! くりりんSide(7)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(6) →この辺です。
【速】87Malts Night!! くりりんSide(5)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(4)
【速】87Malts Night!! くりりんSide(3)
【前】87Malts Night!! くりりんSide(2)
【旅】87Malts Night!! くりりんSide(1)
#モートラック