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PDフェッターケアン1975@87Malts&Heath

THE PERFECT DRAM
FETTER CAIRN 1975
(パーフェクトドラム フェッターケアン1975)
“Exotic Spices & Christmas Bakery”

700ml 58.3%
Aged 33 years

Distilled:1975年
Bottled:2008年
Cask type: EX-BOURBON HOGSHEAD
Bottle No,143

オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:上面にかすかなパフューム、それはすぐに消えてナッティーでアーモンドや麦の香ばしさ、奥から栗の渋皮、マロンクリーム。
パフュームは微細なものが積み重なっているが、それを嗅ぐとすぐに消える、溜まるまで時間がかかる印象で、
全体としてはバーボンカスクの良い影響が出ている。

味:甘酸っぱいフルーティーな口当り。度数も助けてパワフルで力強さのある広がりだ。
バター、動物的脂肪酸、そして甘栗、その後黄桃のペーストに合わせて口の奥にパッションフルーツ、南国感が現れて長い時間鎮座する。
余韻は口の奥に鎮座したフレーバーが長い余韻を提供し、麦と南国感、舌上には強めのスパイスを伴う。どっしりとした存在感感じる。

コメント:BARヒースでのテイスティング会、5本目(締め)の1本。
シングルカスク&カスクストレングスの強みがしっかり出ている、濃厚でパワフルーなフレーバーに、余韻の長さ。
“Exotic Spices & Christmas Bakery”のコメント、初めはナゾでしたが、飲んでみると非常にわかりやすい構成です。

さて、初めはナゾといえば、今回のテイスティング会のボトルラインナップですが、

・グレングラント1974、5年 43度
・スペイキャスト15年 1970年代流通 40度
・マッカラン1966 43度
・スプリングバンク・ローカルバーレイ1966 52度

と来て、締めにPDフェッターケアン1975を持ってくるのは、このラインナップを最初拝見したとき、締めの1本だけ異質だと感じざるを得ませんでした。
なんぜマッカラン→スプリングバンクと、王道中の王道が来て、それで締めに、おそらく参加者中の半分の方はご存知ない蒸留所のフェッターケアンを出してくる。
(それに、タケモト&ヒースさんのテイスティング会で、ボウモアが出ていないw)

しかしその疑問は、一口飲んで氷解することになります。
純粋に素晴らしい。特に後半、余韻としては前のボトル以上に残るものがあります。

WFのフェッターケアン1975もGOODでしたが、コレもすばらしいですね。
当たり年として考えるなら、フェッターケアンの1975ビンテージも要チェックです。

~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より~~

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#オールドフェッターケアン

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