GLENGRANT 1974
(グレングラント 1974)
Aged 5 years old
43% 750ml
Distilled: 1974
Bottled: 1979~1980
※プラキャップ、ドイツ回り(Distribuido por Sileno)
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:植物感のある麦芽系の香りが上面に、若干溶剤的な刺激を含んでいる。
続いて蜂蜜、ややニューポット質でもある。少量のアルコール感に加えて、奥には微量だがパフュームも感じる。
味:口当りはスムーズ、蜂蜜のような甘さが広がり、そのままふわりと鼻に抜ける。
熟成年数ゆえ、非常にニュートラルでフレッシュな酒質で蒸留所そのものの原酒の傾向が味わえる。
口奥には麦芽系の香ばしさに加えて若干の渋みやトゲ、スパイスは少量を舌上に感じる。
余韻はややニューポット質で、舌に残るイメージ。
コメント:BARヒースにて。グレングラントの、特にイタリアにおいてもっともポピュラーなボトルといえる5年もの。
5年らしい熟成感がプラスに作用した、グレングラントの基本形を味わえる、まさにハウススタイルのお手本のようなモルト。
今回、コレを連呼することになりますが、今回7月10日、11日に出されたボトルはすべからく状態が良く、
プラキャップで非常に状態が良いことに加え、信頼と実績のタケモト印、くすみやヒネが無く、タイムマシンでボトルを持ってきたような状態です。
コレだけ状態が良いと考慮することすら忘れてしまいますが、ボトリングされてから既に36年が経過しているわけで、普通くすみます、よどみます。
それがたった今流通したかのように、活き活きとしているフレーバーは、詰め替えか!?
とも言いたくなってしまいます。
若さもこのモルトが持つポテンシャルの一つとして味わえる、次に飲む10年以上熟成のモルトやグレングラントの全てに繋がる、素晴らしいチョイスだと思います。
このボトル、レポの中でも書きましたがヒースさんでのテイスティング会で、参加者の皆様の前でコメントさせてもらった一本です。
テイスティング会のコメントは記憶している限りだと以下になります。
「ウスケバというサイトで深夜も営業中というブログをやらせてもらっている、くりりんと申します。今回は神奈川から参加させてもらいました。
このグレングラントなんですが、フランスにすごく市場があって、フランス回りのモノに良い原酒が使われているといううわさもある1本です。
香りですが、上面に植物や麦のようなフレーバーがありますね、その裏から溶剤のような、これニューポット系の香りなんですが、そういう若さのある香りもあります。
味のほうは、スムーズで口の中でふわりと蜂蜜が広がります、蜜のようですね、飲みなれてない方だと、口の奥にスパイスや若干トゲのようなものも感じるかもしれません。
そういった若さも含めて味わえることが、このボトルの良さ、評価できるところなのかなと思います。」
いやぁ・・・すごく緊張しました。
参加された皆様がどう思われたのかも気になるところですが、何より共感していただければ幸いです。
<余談>
アクセス50000OVERに加えて、ウスケバランキングも2位にあがっておりました。すごく嬉しいです!
今回の記事は内容が内容ですが、これだけ多くの方に見ていただいたというのは感慨深いものがあります。
(設備投資した甲斐もありましたw)
今後も更新を続けていきますので、皆様どうぞよろしくお願いいたします。
~~87Malts Night!!&BARヒース・テイスティング会現地レポは以下より。~~
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