ブラインドテイスティング 続きです。
グレンエルギンでまさかの大正解、ヒットどころか満塁ホームランをかっ飛ばしたワケですが。
若干休憩を挟んで、新たなる刺客が登場。
このボトル、ハイプルーフらしいフレーバーの力強さ、フレッシュさがあり。
90年代(イメージは3Rのクライヌリッシュ1993)のクライヌリッシュにあるようなりんご感、フルーツ感があり。蜂蜜っぽさも感じる。
スウィートでややスパイシー、余韻までキレイに抜けていく。
これはクライヌリッシュやクラガンモア、という回答を中心に、後はタケモトさんだからボウモアなんじゃないかという深読みした回答もありましたw
くりりんはクライヌリッシュに近いなぁと思いつつ、ある種の予感を感じ取って
「ローズバンクでカスク、度数は55度くらい。70年代で熟成年数は15年~20年・・・いや、20年いってないな。
カスクなんでフレーバーに力強さがありますが、これが加水で46度や40度までいくと、
ローズバンク特有のはかなさのような感じが出るんじゃないかなと思います。」
と、コメント。
これが・・・なんと正解!!
度数こそはずしたものの、他のポイントはバッチリ。
三鷹の黒いマスターに鍛えられたテイスティング能力が、ついにここで開花!?
トータルでは4本中2本正解で、BURNSでの不振を拭い去るかのような成績でした。
今回のブラインドテイスティングは、ノージング大会のように成績を競っていたわけではなく、あくまで先入観なくボトルを楽しむことを目的に、今回実施されたわけですが。
結果的にこれは大変すばらしく、参加者が思い思いの意見を述べることができ、非常に活発にトークが進みました。
くりりんはというと、テイスティングの正解で気分はもうノリノリ、鼻はのびのび。アルコールと合わさってここあたりから脈絡のない会話をするようになってきます^^;
(皆様、大変すいませんでした。)
ここでブラインドテイスティングは終了し、ここからはフリーテイスティングとなったわけですが、
この時点で時間はAM3:00・・・
前日10時過ぎから飲み始めて5時間、1杯をじっくり飲んでいたこともあり、かなり酔いもまわってきていたようで、徐々に戦線を離脱する方々も出始めます。
私はフードとして出ていた、お寿司やおにぎり等を調子に乗って食べ過ぎておなかが張ってしまい、アルコールよりそっちのほうが大変でしたw
せっかくのいわきですから、是非海産物をと、タケモトさんが用意して下さったお寿司。
くりりんは以前福島(郡山)に住んでいた過去があり、いわきにも海釣りや部活の大会で良く来ていたのですが、
やはりいわきの海の幸、素晴らしくうまいですね。
特に”真鯛の湯引きの握り”、皮を取らずに切り身にした真鯛の皮の部分にお湯をかけ、すぐに氷水で冷やす。
これによって身は生のまま、硬くて生では食べにくい真鯛の皮を食べれるようにすることで、皮とその下にある脂の旨みをダイレクトに味わえる一品。絶品でした。
フリーテイスティングでは以下をぐいぐい。
ゴブリンさん持参のフェッターケアン1975
これは開けたてでしたが、フェッターケアンとは思えないフルーツ感で素晴らしいです。
BBRポートエレン1982のカスク
82ということで侮ってましたが、これほどとは…
ledさんお持込みの、GMロングモーン1963-1991
これはちゃっかりテイスティングサンプルを頂きましたので、後ほどご報告します♪
タケモトさん認定ボトルの
チーフテンズ・チョイス クラガンモア1973(20年)
これも素晴らしいですね、クラガンモア特有の蜂蜜が違うものに昇華、怒涛のようにフレーバーが出てきます。
マガジンライブのロングモーン1968
ジンジンとドライフルーツ、シェリーの旨味で溢れています。
まだまだあるボトル、飲みきれない~!
…
そしてAM4:00過ぎ、無事に会は終了。皆様大変お疲れさまでした。
簡単な片付けを行いAM5:00、すっかり明るくなった朝の街を歩きながら、宿泊先に戻りました。
・・・と、ここで普通は”完”なんですよ、ええ、ハッピーエンドですよね。
でもこれ、前夜祭なんですよね。
これだけのクオリティなんできっと、忘れられていますが。
そう、この9時間後にはヒースさんで本番イベント、テイスティング会が実施されるんです。
飲めるのか・・・?
いや、飲むんですよ!
というわけで、BARヒースのテイスティング会に続きます。
【完】87Malts Night!! くりりんSide(7)へ
~本記事部分の音声ファイルは以下より~
Part7,第2部ブラインド4本目、ゼニス・ローズバンク15年からフリーティスティング途中まで。録音終了
#87Malts Night