DUNCAN TAYLOR
CAPERDONICH(キャパドニック)
EUAN’S CHOICE
For Shinanoya
Aged 37 Years
700ml 48.6%
Distilled: 1972/11
Bottled: 2010/02
Bottle No,59/122
Cask No,7443
オススメ度(8)
☆☆☆☆☆☆☆☆
香り:ものすごいフルーティーなフレーバーが上面にある。
はっきりと桃、煮たリンゴ、奥に紅茶や蜂蜜もある。時間と共に変化し、バナナクリーム、若干ワクシーさも出てくる。
麦を蒸留してどうやったらこうなるんだというフルーティーな香り、素晴らしい。
味:スムーズな口当り、紅茶や白いフルーツの甘さを感じた後、粘性のある桃、チェリー、そしてトロピカルフルーツ(マンゴー)が一気に口内に広がる。
この南国感を含む中間からの盛り上がりが素晴らしい。フレッシュな勢いさえ感じる。
先日飲んだベンリアック60年代にも共通する部分があるが、こちらのほうが南国感がはっきりと出ている。
とても長い余韻。黄桃やベリーのジャムが舌の上にしっかり残る。そしてその甘酸っぱさを、麦やグレープフルーツの皮の上品なビター感が追い越していく。
鼻抜けは麦感、戻りも含め徐々にパイナップル等の甘酸っぱさがもう一度現れる。
コメント:BURNS(三鷹)にて。話題のキャパドニック1972、ユアンズチョイス。
DT社長のユアン・シャーン氏についての解説は今更不要かと思うので省略するが、キャパドニックを含め、
クライヌリッシュ等、1972ビンテージはよほど条件の良かった年なのだろうか。最近ずいぶん注目されている気がする。
それのしても、このフルーティーで南国感さえ感じるフレーバー構成には脱帽、バランスも良く、大変美味しくいただきました。
こういうリリースが定期的に、かつ安価でインポーターから出回ってくれると大変うれしいんですが、
人気ボトルとわかればプレミア付きは確実でしょうし、後はオク転売とかも・・・あぁ、いつかの焼酎みたい。
やはり海外ルートから直接引っ張ってくるように個人努力せんといかんのでしょうか。
ハードルが高いなぁ・・・
#キャパドニック