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グレンファークラス105 40年

GLENFARCLAS 105
(グレンファークラス 105)

Aged 40 Years
700ml 60.0%
Bottle; 1 of 863

価格:123000円
オススメ度(9)
☆☆☆☆☆☆☆☆

香り:透明感のあるふくよかで豊かなシェリー香。嫌味となるフレーバーが少なく、バランスが良く実に完成度が高い。
アーモンドキャラメルをベースにレーズン、プラム、杏・・・甘酸っぱいフレーバーが広がり、ブラッドオレンジの爽やかさをほのかに感じる。
度数由来かややアルコール(メンソール)もあるが、それさえもチョコレートやキャラメルの豊かな甘さが包み込んでいる。

味:スムーズな口当りから、ラズベリーや、完熟ピンクグレープフルーツ、プルーン・・・
フルーツ由来の甘酸っぱさと、シェリー由来のしっかりしたコクが広がる。
余韻は長くダークフルーツからオレンジピール、カカオ多めのビターチョコや麦の苦味を伴う。鼻抜けはキャラメル、そして煮出した濃い目の紅茶。
飲み込んでなお、喉の奥から戻り続ける素晴らしいシェリー香。

コメント:都筑阪急のウィスキーフェアにて入手した、グレンファークラス105の40年。
鉄の女、サッチャー首相も愛した“グレンファークラス105”、その誕生40周年を記念して893本ボトリングされた限定品。
実際は今年のウィスキーマガジンライブでも飲んでいるのだが、こうしっかりと飲める場があるとは思わなかった。

このボトルの素晴らしさは、なんと言ってもシェリー感と熟成によって得られた原酒のフルーツ感との共生にある。
カスクストレングスに限りなく近いことで得られる豊かなフレーバー、
透明感のあるシェリー感に、フルーツの甘酸っぱさ、そこに豊かなコクを与えるチョコレートやキャラメル・・・
本来40年もシェリー樽につめれば、まず個性は失われて、こってこての・・・いわば以下の写真参照のとおりになってしまうが、
このボトルは例えばファーストフィルとリフィルの原酒をブレンドしたのか、バランスの良さが失われておらず、
通常品の105のベクトルの延長線上、目指すべき理想系としての形に仕上がっているように感じられる。

なお、本ボトルはオフィシャルグレンファークラスの最高峰とも言うべき1本であることに異論を挟む余地はないが、
その値段も間違いなく最高峰で、ファミリーカスクシリーズといい、お前らちょっと自重しろとも言いたくなる。
(オススメ度は価格を加味せず、ただ純粋に味のみの話としてください。)

<オマケ>

グレンファークラス105 40年と、
グレンファークラス1968 32年ストーンジャグの色比較。
どちらもほぼ同年代蒸留で、アメリカンオークのシェリー樽が使用されていると思われるが、この色の違い・・・

<さらに雑談>

うわっ! うわわっ!!
ウスケバランキング、初の3位(さらに関東1位!)
キタ━━━(ノ゚∀゚)ノ ┫:。・:*:・゚”★,。・:*:♪・゚”☆━━━!!!!

うれしさのあまり転げまわってしまいそうな気持ちを、必死に抑えています。
皆様、こんな自己満足なブログをごひいきにしていただき、ありがとうございます!

これからもマイペースに更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

#グレンファークラス

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