The COOPERS Choice
BEN NEVIS
(クーパーズチョイス ベンネヴィス)
Aged 12 Years
700ml 46%
Distilled: 1996
Bottled: 2008
Cask Type; Sherry cask
価格:5000円前後
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆★←1ポイント保留
香り:トップノートではシェリー樽らしさのある甘い香り、オレンジクリームとカカオの粉末。
続いてバナナ、そして完熟トロピカルフルーツ、イチゴのお菓子、麦芽。粘性があり高いポテンシャルを感じさせる。
裏にはやや溶剤系でパフューミーさもあり、時間と共に混ざり合っていく。
味:スムースだが粘性のある口当り。やや香水感を伴う柑橘とトロピカルフルーツ(パパイヤ)
続いて麦の香ばしさやビターチョコが広がり、最後はフルーツジャムの甘酸っぱさが口の中にどっしりと残る。
このどっしり感は人口調味料(例えば昆布だし粉末)を多め使ったスープを飲んだ後のよう。
鼻抜けはパフュームライクで、イチゴ味の歯磨き粉やカスタードクリーム。人工的な甘さを伴う。
なお、2口目からは1口目よりパフューミーさが付いて回るが、香水感とパフュームの境界、
くりりんのセンサーが危険を感知するギリギリのところでとどまっている。
コメント:ハセガワさんで試飲に出ていたモノ。開封して1年くらい経っており、開き具合はバリバリ(やや下降気味)。
オイリーでどっしりと残る酒質に加え、フレーバーの芯は強めであり、ストレートで飲む分には46度ではなく50度クラスと感じるかもしれない。
さてこのモルト、作為的なトロピカル感・・・といえば伝わるだろうか。随所にトロピカルと思わしきフレーバーがあるのだが、
例えるならピアレス香に近いが若干違う、60年代のシェリー&トロピカルフレーバーを再現しようとした作品のような、
さらに例えるなら天然素材のだしではなく、人工調味料のみで出汁をとったスープのような重さがある。
まだ在庫は某所に存在しているようなので、口開けを飲んで比較してみたいなぁと思う今日この頃。
コスパは十分に高いと思うが、さて、買うか買わぬか・・・
先日、ハセガワさんに父親のプレゼント(ノッカンドゥ21年)を購入しにいった際、
テイスティングコーナーの“試飲サンプル”販売のボトル群の中から発見し、
「これ、いくら?」と確認したところ・・・
「(ピー@自主規制音)円です」なんて答えが返ってきたので、ちょっと舐めさせてもらった後即買いしてしまいました。
いや、この値段ならマジでハズレでもいいっすよ。
その後は実家に戻る際のお決まり、BURNSに寄り道。
隣には何度かご一緒したこともある常連の方が1名、お気に入りのモルト(ボウモア・クラレット)を口にされていました。
そこでなんとなくこのボトルの評価が聞きたかったのと、クラレットがお気に入りならきっと好きなんじゃないかなという推測から
マスターにグラス3つ用意してもらって有料試飲150円モルトでみんなで乾杯w
・・・その方は悶絶されていました。
また、マスターも好きな味なんじゃないかなと思っていましたが
「面白いですね・・・ちょっと置いてみたいな・・・」と平均点だった模様
作為的トロピカル感と徐々に勢力を増す嫌味に感じないパフューム。
飲まれたことある方、是非ご感想、ご意見いただければと思います。
また、飲みたいという方はボトル持参しますw
#ベンネヴィス