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SVラフロイグ1988-2003@メゾン向け

Signatory Vintage
STRAIGHT FROM THE CASK

LAPHROAIG(ラフロイグ)
Aged 15 Years
500ml 55.6%

Distilled: 1988/3/17
Bottled: 2003/3/24
Cask No, 3599
Cask type, Sherry Butt
Total No of bottles: 890
“Selected by La Maison du Whisky”

価格:11000円にて購入
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆

香り:上面に燻し感、続いてプラム等の果実感を伴うピート、若干の香辛料、ジンジャー。
支配的ではないシェリー香に潮の香りもある。奥にはナッツ、竜田揚げ。
一見するとバランスの良い構成だが、シェリー樽由来のフルーティーさとピートがお互いをけん制しあうように共生しているイメージ。
シグナトリーらしいアルコール感もあり、クリーンで鼻腔に刺激を運んでいく。

味:ナッツクリームのような口当りから広がる甘酸っぱさ、裏に若干の硫黄を感じる。
中間にかけてやや粘性が出てきてジャムのようだ。ピート薫香もここから存在感を出してくる
余韻は口奥と舌上にスパイスを感じつつ、口の中には強めのピートの(土っぽい)ビターさ白ゴマとベリージャムの後味が長く残る。
ヨード感はあまり感じないが、子供の風邪薬っぽさは若干ある。鼻抜けはピートの燻し感、程よい強さで長く続く。

コメント:メゾン・ド・ウィスキー向けのラフロイグ(15年)。序盤は平均点だが後半にかけての広がり、余韻は予想以上。
ピートとシェリー感のバランスの良い仕上がりだ。ピートで燻されたジャム、特にピート薫香が長く長く・・・
また、質の良い樽を熟成に使ったのだろう、香りにあるシェリー感は、嫌味のないフレーバーで香りに厚みを与えている。

注意点としては、意外と繊細なバランスで保たれているモルトであり、加水後や少し強めのシェリー系を呑んだ後では本来の力を発揮できない。
短熟であるためか、この度数でストレートオンリーというのも面白いが・・
なんにせよ、旨くシェリーの効いた短熟ラフロイグである。口開け日のテイスティングなので、今後のポジティブな変化に期待したい。

都内某所、なんとなく買ってしまった一本。
メゾン向けだしハズレではないだろうと、ポーンと買ってしまいましたが。おお、これは意外と悪くないなと。
個人的にこういうアイラシェリーも結構好きですね。

#ラフロイグ

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