予告するようなモノもでもないのですが、ちょっと今日は飲み疲れているので・・・
たまにはこういう記事もw
唐突にグレンモーレンジについて考えてみたくなりました。
グレンモーレンジといえば、デザイナーカスクです。
マニアックな路線だとチョコレートモルトかもしれませんがw
(デザイナーカスクについては、ぐぐってもらえれば私なんぞが語るよりもっともっと濃い話、
ヒストリーがヒットするので、ここでは割愛させていただきます。)
デザイナーカスクの仕様が決定したのが2002年です。しかしその前から試験的な研究と熟成が進められており、
その第一弾(?)として公に銘打たれたのが、2004年発売のアルティザンカスク9年。これは46.0度の加水版です。
そして昨年、デザイナーカスク100%、新しいグレンモーレンジの”旅立ち”と銘打たれて発売されたのが、グレンモーレンジアスター。
度数もカスクストレングスに近い57.1度で、シングルカスクではないですが、樽や原酒の個性がキープされた格好。
非常に評判いいですね、私も値段以上の出来ですごく良いと思います。
ただ、ここで思うのが、手間隙かけてつくられるデザイナーカスクの効果。
アスターが素晴らしいウィスキーであることは異論の余地はありません。
しかしその樽の効果、これはいったいどれほどなのかと。
その疑問に、答えを出してくれそうなのが・・・
以下の2種類の飲み比べです。
<写真左>
グレンモーレンジ ネイティブ・ロス・シャー
(THE NATIVE ROSS-SHIRE GLENMORENGIE 10Years Old)
750ml 59.6度
CASK No,978
BOTTLE No,108
蒸留:1981年2月5日
瓶詰:1991年4月17日
取扱:株式会社野澤組&国分株式会社
<写真右>
グレンモーレンジィ アスター
(GLNMORENGIE THE ASTAR)
700ml 57.1度
取扱:ヴーヴ・クリコジャパン
グレンモーレンジ ネイティブ・ロスシャーは、当時としては珍しいシングルカスクのモーレンジ。
熟成年数もアスターと同じ10年で、同じカスクストレングス。
そしてデザイナーカスクの導入時期は、アルティザンカスク発売の際のコメントから引用すると、
「同社が20年の歳月を研究にかけて作り上げたグレンモーレンジ・アーティザンカスク」なので、
2004年マイナス20年で、1984年ごろに研究が始まっていることが推測されます。
このネイティブロスシャーが樽詰めされた1981年初頭であれば、研究は始まっていると思いますが、デザイナーカスクはまだ試験導入もされていないはずです。
この2種類を飲み比べると、今のモーレンジの進化(変化)がどうなのか、樽の影響はどうなのかが良くわかりそうです。
(細かい行程や、麦の種類も違うので、一概には言えない部分もありますが)
まぁ、これでリフィルシェリーカスクによる熟成であれば、企画倒れもいいところなんですがw
メーカー側のテイスティングコメントを見る限りではバーボンカスクのようです。
ホントは今日開栓しようかと思いましたが、諸事情により今日は肝臓がモルトまみれなので。。。とりあえずネタだけw
なんて、書いてましたが・・・
今、この記事をUPし終えたら、無性に開栓したくなったので、開けましたw
ネイティブロスシャー、まだ開ききってないと思いますが、香りは柔らかくバニラやシナモン、ウェハース。
味は香辛料、木や麦、後からオレンジピールなどフレーバーががっつり出てます。
アスターは栗やバニラ(モンブラン系)、ジャックダニエルの熟成に使われたということもあって、バーボン系のフレーバーが出てきます。
これは・・・口開けとはいえ、ネイティブロスシャーの持つポテンシャルがすごいですね。
伊達に〇万してないなという感じです、入手価格はその4分の1以下ですが。
いやーテンションあがってきたぞー!!
すごくキレイに抜栓できたし!(そこかよw)
>>詳細分析は後日に続きます。
(デザイナーカスクについての正しい情報をお持ちの方、もし何かありましたらご教授いただければと思います。)
#グレンモーレンジ