※写真はWEBよりお借りしました。
Kingsbury
Finest & Rarest
Glenfiddich
(キングズバリー ファイネスト&レアネスト グレンフィディック)
59.2% 700ml
Aged 45 Years
Distilled: 1964
Bottled: 2010
価格:39000~40000円
オススメ度(――)
☆
香り:どしぇりー、期待を裏切らない濃さのシェリー感、少し硬さを感じるが、
イチゴ、ベリーの甘酸っぱい香り、生クリームのようなふくらみに、熟成したバーボンを思わせるフレーバーも感じられる。
ファークラスの長熟シェリーのような、シェリー系として期待させられる香り。加水すると白濁して著コレーとっぽさも出てくる。
香りは良い、香りだけは・・・良い。
味:濃いベリーが来たかと思ったら、いきなりフレッシュなパフュームの爆弾が口の中で炸裂する。アルコールは59度とは思えない、スムーズ。
その後シェリーらしいレーズンチョコのようなフレーバーもあるが、この香り、この色の濃さで不意打ちなほどのパフュームアタック。
唇がさらっと乾き、気持ちの良いドライさと、徐々に口の中に残るウッディーなビターさ。パフュームは最初あまり残らないが、徐々に余韻に蓄積するように、余韻のシェリー感と融合していく。
まるでパフュームとシェリーの二人三脚、ストレートでは双方が別々に存在している印象だが、加水するとこれらが融合され、パフュームが全てを多い尽くす。
コメント:はっきり言ってここまで書いて良いのかと思ってしまいましたが、逆にこんなの出して良いのかと言いたくなってしまう1本。
前作、55度と58度は、とある方のご好意によりしっかり飲み比べをさせていただくことが出来ましたが、
前作ではある意味アクセントというか、まだシェリー感が味のほうで主役であったのに対し、今回のボトルは余裕で前作を超えています。
今年リリースがあったのは55.8%と59.2%で、55.8%はまだ飲んでいませんが、昨年の前科と今年の現状を考慮すると、まず同傾向のボトルでしょう。
60年代、迷走するフィディックの時代ですが、これもまたその本流に沿ったようなボトルで、飲む人を選ぶボトルであることは間違いありません。
ただパフュームが好きか嫌いかは個人の趣向に分かれますし、スコットランド現地の人はパフューム好きだったりするので、
その点ではここで個人の趣向をもってギャーギャー騒ぐのは得策ではないですね。単に私には合わなかった・・・それだけです。
(したがって、オススメ評価は今回はありません。)
余談:12月25日(土)、20時くらいから三鷹BURNSで一緒に飲む人募集中。
特になにかイベントやるわけではないのですが、プチ忘年会的な感じで飲めたらいいなーとか思っています。
#グレンフィディック