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Amrut Fusion Single Malt 50%

香り:オーク由来の香りとレモンピール、若草、植物のニュアンスでややトゲがある。度数ほどのアタックは感じられない。
味:粘性を感じる口当り、麦、ブラウンシュガーのような甘さから、僅かに栗、乾いた牧草、ややビターに
フィニッシュ:まったりしたニュアンスから程よくドライに。スパイスはやわらかく、舌奥にほのかなピートも感じられる
コメント:インド産のシングルモルト、アムルット。
「インド産なんて・・・」と思っていたら、意外とちゃんとシングルモルト!と好評のようです。
ジム・マーレイ氏の著書ウイスキー・バイブル2010では世界第3位のシングルモルトとして評価されており、その品質はお墨付き。
味わいからすると10年前後の熟成と推測されますが、確かにヘタなスコッチよりも良いバランスであるように感じます。
個人的にはちょっと物足りなさも感じますが・・・。
インドは最近ウィスキーの消費量が延びている国で、2007年にはホワイトマッカイがインド大手企業であるUBグループの系列会社に買収されたのは記憶に新しいハナシです。
ただ、仕事の関係上インドに行く機会があるのですが、インドではアムルットは知られていないようです。
料理店に行くとウィスキーは置いてありますが、だいたいブレンデットです。
ちゃんとしたホテルのBARに行くとシングルモルトはありますが、
注文しても、レディーバーンのシングルカスクは出てくるのに、アムルット?何それ?でした。
蒸留所の近くの町に行けばもっと流通しているのでしょうか。
なんにせよ、今後に期待したい蒸留所です。
評価は10段階だと5なのですが、5段階評価なので3としております。

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