香り:ややアルコールの刺激、ジンジャー。乾いた木やニッキ、カスタードクリーム、バニラウェハース。奥からメンソールも。
はじめは刺激も感じるが、時間と共にマロンクリーム、白桃のような柔らかい甘さとほのかな酸味を持った豊かな香りが前に出てくる。
味:クリーミーな口当り、栗やオーク香、僅かに溶剤が舌を刺激するが、全体ではシロップのような高度数とは思えない柔らかく濃い甘さを感じる。甘さは中間から黄桃やパパイヤの缶詰のような、リッチなフルーツ感に変化して後を引く。
フィニッシュ:クリーミーで甘さがしっかりと残り、一呼吸置いて口の奥で盛り上がる。煮たりんごや白桃のペースト、オーク香に加えて、どこかトロピカルな余韻が長く続く。
コメント:今回テイスティングを書くにあたって、自宅のボトルを飲みなおして一番驚かされた1本。記憶にあったのは口開けでのテイスティングでしたが、その後6ヶ月近い放置期間でこなれたのか、このオーク系の甘さの後に来るフルーツ感に驚きです。この価格でこの味わい、良好なコストパフォーマンスは同価格帯と比べて頭ひとつどころか2つ抜け出た印象です。
そういえば手元のボトルは初版で購入した57.1%ですが、登録は46%ですね、度数変わったのでしょうか?
Glenmorangie Astar
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