ニッカウヰスキー発祥の余市蒸溜所には、ニッカのアイコンが溢れている。
第一は、創業時のままの外観の建物群。
写真は、昭和15年ごろに建てられた正門兼事務所棟。
入り口アーチを飾る、大高重治氏デザインの向い狛犬のニッカ・エンブレム。
正門二階は貴賓室になっていて、階段を昇った正面には、キング・オブ・ブレンダーズ。
横道に逸れるが南極ウイスキーへの謝意として、南極観測隊から寄贈された南極の石。
現代のニッカを象徴するアイコンは、創業当時のままのやり方で、今では世界的に稀少となった石炭直火焚きか。
戦前に作られたウイスキー蒸溜所が、戦後、建て替えられたり、閉鎖解体されたなかで、当時の建物のままで、当時と基本的に同じ製法でウイスキーが作られている唯一の日本の蒸溜所が、ニッカの余市蒸溜所である。
そしてニッカウイスキーの永遠のアイコンが、竹鶴政孝翁とリタ夫人であることに異論はないだろう。
お二人が眠る、余市蒸溜所を見下ろす美園の丘。
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