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神谷傳兵衛(28) ネプチューン・バー。

戦後の高度成長期に、トリスバーオーシャンバーニッカバーなど、洋酒メーカーが全国的にチェーン展開したバーが大いに繁昌した時代があった。
いまではほとんどが消えてしまい、残っているのはサントリー・ジガーバーくらいか。

話は変わって、函館に昭和33年開店の老舗バー「舶来居酒屋 杉の子」がある。



舶来居酒屋と名乗るが、正統派のバーだ。
ネプチューンバーとして親しまれている。

店を開いた先代のオーナーバーテンダーが、
サントリーバーが全盛の時代に、同じでは面白くないと目をつけたのが、合同酒精「ネプチューン」ウイスキーとラム酒。「ネプチューン」は海を司る神様の名前で、港町・函館にふさわしい」
ということで、ネプチューンブランドの商品を主に扱ったのだという。



店の看板に描かれたものとしては、初めて見る海神をモチーフとしたマークとNeptuneの文字。
当時、合同酒精がバーのチェーン展開を推進していたのか、それとも店主がメーカーにお願いしてネプチューンのロゴを使わせてもらったのか。



現在のネプチューンのロゴ。
変っていない。

#神谷酒造・合同酒精

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