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60年前の歴史的なニッカウヰスキー、京都・大山崎で一般公開!

不動産業を営んでいた芝川又四郎(以下、敬称略)は、ニッカウヰスキー(旧・大日本果汁)の設立に大きく貢献した関西の有力実業家である。
昭和2(1927)年、その芝川が大阪・伏見町に建築した芝川ビルは、ニッカウヰスキーの創立委員会事務所、創立総会会場、旧大阪出張所などに使われたニッカゆかりの建物であり、現在も現役で活躍している。
一昨年、ビルの地下金庫室で発見された歴史的な「60年前のニッカウヰスキー角瓶」が、明日から大山崎山荘美術館で一般公開されるので紹介しよう。

  アサヒビール大山崎山荘美術館
  「かおかたち無限大」展 にて (終了)
  2009年6月10日(水)~8月30日(日)
  美術館へのアクセス(阪急大山崎駅、JR山崎駅から無料送迎バスあり)





芝川ビルHPより一部引用、
芝川又四郎は株主としてウイスキー製造をささえ、1940(昭和15)年、遂にニッカの第一号ウイスキーが世に送り出されました。
この度、芝川ビル地下の金庫室より発見されたウイスキーは、この第一号ウイスキーに比べて「天使の分け前」(自然減少分のこと。素敵な呼び名ですね。)が少ないことから、その後に製造されたものと予想されます。
竹鶴政孝氏のご子息で、現ニッカ相談役の竹鶴威氏からも、「戦中もしくは戦後間もない頃から昭和25年くらいまでのものに間違いない」とのお墨つきをいただきました。物のない時代に、1ダースも当時のままよく残っていたものだと驚いておられたそうです。

60年前のニッカウヰスキーが1ダース丸々展示されることは他では絶対にないので、私も大山崎山荘美術館を訪れて、是非貴重なウイスキーを拝見させてもらいたいと思っている。

(芝川ビル金庫室の“秘宝”の写真と文章は、千島土地㈱様にご許可を頂いて転載しました)

#ニッカウヰスキー

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