ウイスキーを舐めながら、「山小屋ごはん」(松本理恵著。山と渓谷社刊)のページ(どのページから読んでもOK! その日の気分次第だ)をパラパラと開く。
梅雨明けを待つ(長い山行で雨に降られるのは仕方ないが、日帰りや1泊2日で雨は嫌だ!)、雨の夜の楽しみだ。
表紙の写真は、北八ヶ岳「しらびそ小屋」の薪ストーブで、こんがりと焼いたトーストの朝食。
(「あとがき」から抜粋)
山小屋でごはんを食べているときにいつも思うのです。
「なんでこんなに、ごはんがおいしいんだろう」と。
特別豪華な料理が出ているわけでもないのに、
テーブルに座ってごはんを食べている人たちは、
みんな一様にピカピカの笑顔です。もちろんこの私も。
比較的手軽に行くことができる(一部はハイキングの延長のような)、19の山小屋で出されるごはん、その作り手である山小屋の主人の食材と料理に対するこだわりを、山と山小屋の風景、作り手たちの表情、出来上がったごはんなどの写真を交えて紹介した、一種の紀行文である。
アルコール主義者なので、山でも酒は切らさない。(笑)
山小屋の(テント泊でも)夕食のあと、眠りに就くまでの間の夜の楽しみである。
もちろん、持参するのはウイスキー。
理由は簡単、重量当りのアルコールが強いため。(荷物は極力軽く! でも酔いたい!)
山には、特にスモーキーなものが合うようだ。
こんな小冊子が届く季節になった。
梅雨が明けたら、夏山シーズンの到来である。
#アウトドア