夜のテレビニュースは、5年ぶりの流氷の釧路接岸を伝えていた。
蒸気機関車は迫力満点で、わざわざ乗りにきた甲斐があった。
高倉健主演「網走番外地」で観た、雪原を疾走する蒸気機関車を期待していたのだが、雪が極端に少ないのが残念だ。
珍しい流氷の釧路接岸と、雪のない釧路湿原のチグハグさは、地球が狂い始めている証?
5両編成の客車は、車両ごとに内装が微妙に異なる。立ち席の販売カウンターがついた、最もレトロな内装の2号車がおすすめだ。
シャワーを浴びて、ホテル最上階のバー・ビギンズで食前酒をいただく。カウンター席から見る釧路の街の夜景が綺麗だ。
このバーの女性バーテンダーのオリジナルで、NBA網走支部のコンテストに優勝したカクテルを試しに頼んでみた。ブランデーベースのちょっと甘めでキリリと締まった美味いカクテルだ。
女性バーテンダーと支配人に「自分たちがよく行くおすすめの店」を教えてもらう。
その店は15人も入るといっぱいで、観光客は私たちだけという、まさに釧路っ子(釧路中年)が集う店だ。
アッケシ(厚岸)産の牡蠣、きっと今年最後のタチポン(真鱈の白子)、アスパラのバター焼きなど、どれも美味い。ツブ刺を頼んだら、八角とソイの刺身をおまけに付けてくれて(Thank you!)、これも美味かった。
食後、女性バーテンダーに紹介してもらったBAR C+MARKETへ行く。
ドアを開けた瞬間、ひとめ見ただけ(空気に触れただけ)でこの店が好きになった。
ここはNBA釧路支部長・佐藤雅幸さんがオーナーバーテンダーの店。
佐藤氏いわく、釧路は(港町のせいか)人口当たりのバーの数が多いのだそうだ。
素敵なバーで、遅くまで楽しいときを過ごさせていただいた。
また行きたいバーが、もう1軒増えてしまった。(喜)
オーバン14年
オスラスク11年
リンクウッド・カスク1989年
#BAR