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同じ景色

水面にプカプカ浮いている木の葉のように、いつだって

全身の力を抜いて流れる生き方が羨ましかった。

けれど、そんな生き方を目指せば目指すほど

真逆な生き方に突き進む自分がいた。

傷だらけになって、それでも流れに逆らう。

独りになっても良い。

この流れが、行きたくないところに僕を誘おうと

しているから僕は笑われても波に逆らう。

逆らって逆らって昇って行ったその先で

僕は初めて逆らう必要のない心地良い

流れを見つけた。

君が、その流れに僕を引き込んでくれた。

意識しないと、維持できないポジティブな精神が

自然体で維持できる。

全てが雁字搦めで昇り切る事こそが

勝利だと、そのことだけ目標に泳いでた僕を

君は、しなやかな腕で救い上げてくれた。

そして荒波と乾いた陸しか知らない僕に

全く違う新しいフィールドを見せてくれた。

ヨガというフィールドを・・・・・・・。

勝つことに執着してた僕に君は教えてくれた。

そもそも、自分が何に勝ちたいのかも判らなくなってた僕に

勝ちも負けも関係ない。

大事なのは冷静な心で物事を見つめて

あらゆる困難も、しなやかに越えていく精神と知識だと。

シンプルなヨガウェアを身に纏い自分を高める事だけに

集中してる君が誰よりも強くしなやかに見えた。

僕が、もし君と同じ景色を見れた時は、君に伝えたい。

好きですと・・・・・・・。

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