ベンリアック 1976 35年 for ウィスク・イー 44.2% #3032
テイスティング記事からご紹介。
鹿児島のBar コクテールさんで頂きました。
<テイスティングしました!>
香り:甘く、ややワクシー。
ナタデココ、パッションフルーツ、タピオカティー。
味 :アケビ、パッションフルーツ、ドラゴンフルーツ。
余韻:酸味があり、キウイの種を噛んでいるようなアフター。
感想:美味しいです。南国フレーバーがありますが、南国全開というより、
中に南国フルーツを閉じ込めたゼリー。
パッションフルーツが、アケビやドラゴンフルーツのような
甘さ控えめのジュースに漬け込まれているような印象。
どちらかというと繊細系に属するので、1杯目にお薦めです。
「フルーティなモルトありますか?」というオーダーは一番多く、
尚且つ難しいオーダーなのですが、(特に桃と南国フルーツ)
当店にある高品質なフルーティなモルトをご紹介します。
【白桃、甘いドライフルーツ】リトルミル 1989 21年 ウィスキーエージェンシー for スリーリバーズ 47.1% 700ml
最近、ザ・ダンスシリーズでもリリースされ、確実に評価が上昇しているリトルミル。
90年前後(88~92年)に、フルーツテイストを持った樽が現れ、にわかに再評価されています。
恐らく今後も90年代前後のフルーティなリトルミルは出てくるのではないかと思います。
今後、要注目の蒸留所です。
<輸入元テイスティング>
香り:白桃、シナモンやアプリコット
味:甘いドライフルーツとシナモン、完熟フルーツ
フィニッシュ:ミント、ハーブ、ジンジャーやコーヒー豆を感じます。
【バニラピーチとマーマレード!】ブナハーブン 1968 43年 アートワーク 45.7% 700ml
土屋守氏が、「バナナやパイナップル、爽やかなトロピカルフルーツの美味しそうな香り、ちょうど良い熟成感。香りの第一印象だけだとブナハーブンとは思えない」とコメントしたブナハーブン。
ブナハーブンは日本での蒸留所自体の人気がそれほど高くなく、
良いカスクが出てきても、「ブナハーブンだから…」という理由で
埋もれてしまっている蒸留所だと感じます。
アイラの蒸留所は全体数に対して、
スコッチを代表するようなスーパースター蒸留所の比率が高いので
仕方がないのかな、とも思いますが…、
「60年代のフルーティなモルトありますか?」
と問われて、「ありますよ」と言ってお出しできる数少ない1本。
<輸入元テイスティングノート>
香りはアプリコット、ピーチ、オーク。
味はバニラピーチとマーマレード。
非常にソフトなボディーでほのかにトロピカルフレーバー。
フィニッシュはレモンキャンディーで徐々にオーク材。
【煮込んだ桃、バナナ】マクダフ 1973 38年 エクスクルーシヴモルツ 46.9% 700ml
お買い上げ頂いたお客様から、「フルーティで凄く美味しかった」と
コメント頂いたマクダフ。
当店でも一度売り切れたのですが、輸入元に残っていた最後の在庫を頂きました。
マクダフは、マイナーですが70年代に”当たりのカスク”がいくつか出てきています。
数が少ないのでしょうが、70年代が今後も出てきてほしいな~、と個人的に超期待している蒸留所です。
本ボトルも凄くフルーティですので、お薦めです!
<ディヴィッド・スターク氏のオフィシャルコメント>
香りは煮込んだ桃、バナナ、パッションフルーツとバニラにオーク。
味は甘くてフルーティ、クリームとバナナ。
フィニッシュは甘いバニラでアフターにクリームブリュレ。