キングスバリーの新作、オフィシャルのコメントがあったのですが
けっこうアバウトだったので、
もうちょっと詳しく知りたいな~と思いテイスティングしました。
リンクウッド美味しかったです。パインモルト。
お薦めはリンクウッドとクライヌリッシュで、
クライヌリッシュはかなりミルキーです。
下記、参考までにご覧ください。
ボウモア 1995 17年 キングスバリー 53.6% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:のりと磯。すぐに角の取れたまるい香りへと変化。
味 :シェリーをふりかけた海苔とピート。まろやかで穏やか。
余韻:優しいシェリー海苔の余韻が続く。
感想:シェリーと潮が味わえるボウモア。
1995というと若く感じますが、17年熟成は充分なミディアムクラス。
味わって損はないシェリー樽ボウモア。
クライヌリッシュ 1997 15年 キングスバリー 53.5% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:甘く、ほのかにミルキー。
味 :ミルキーでシェリー由来のオレンジフレーバー。
なめらかでボディは厚い。
余韻:ミルキーな余韻が続く。ミディアム。
感想:クライヌリッシュらしいミルキーさを感じる。
シェリーでまろやかにマスクしたミルキークライヌリッシュ。
ラフロイグ 2000 12年 キングスバリー 55.6% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:ピーティ、消毒液、生薬。
味 :口の中でピートボムが弾ける。ピーティーでスパイシー。
余韻:ピーティでホットな余韻が続く。
感想:ピーティで力強い。パワータイプのラフロイグ。
リンクウッド 1973 38年 キングスバリー 48% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:ざく切りのパイン。果汁滴るジューシーな香り。
味 :ウッディなパイン。後に酸味が現れ、缶詰パインの感も。
余韻:爽やかなパインウッドの余韻が続く。
感想:香りから余韻まで一貫したパインのフレーバーがあり、
その中でも最も素晴らしいのが香り。フレッシュパイン。
味わいは木樽で寝かせたパインジュースのよう。
今回のキングスバリーのリリースの中でもとても目立つ、
長期熟成しなければ現れないフルーツ香を纏ったリンクウッド。
カリラ 1996 16年 キングスバリー 46% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:甘い、ピートスモーク。
味 :口当たりはなめらか。甘酒を思わせる甘いスモーク。
余韻:ピーティで長く残る。
感想:甘みのあるカリラ。口当たりはなめらかで、
加水であることを感じさせない余韻の長さが特徴。
マッカラン 1998 13年 キングスバリー 46% 700ml
<テイスティングしました!>
香り:甘い砂糖醤油系シェリー。奥にナッツ、バナナチップ。
味 :ほんのりと甘いシェリー。まろやかでなめらか。
終始シェリーを感じる。
余韻:やや甘い醤油せんべいの余韻が続く。ミディアム。
感想:色合いの通りしっかりとシェリーが感じられ、
まろやかな味わいのマッカラン。
ビッグネーム故に厳しい視点で見てしまいますが、
個人的に「思っていたよりよかった1本」。