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Robert Johnson




 おはようございます。京都・木屋町ジェイズバーのぬまりんです。ただいま時刻は午前7時49分です。昨日のジェイズバーは、雨上がりのせいか、とっても静かな1日でした。11月になって、静かなジェイズバーが続いてます。これからはじまる本格的な京都の観光シーズン前の静けさということならばいいんですが・・・。

 さて、昨日のブログで書きましたが、新しいカテゴリを、2つ追加しました。早速このネタをやっていきます。今回のネタはKING OF THE DELTA BLUES SINGERです。

 ブルース音楽は19世紀後半頃にアメリカ南部で、アフリカ系アメリカ人による労働歌から発展したものといわれています。小作人として、奴隷同然にあつかわれていた黒人の労働歌が、やがて、自分たちの人生の悲哀について歌うようになったものらしいです。特にミシシッピ州のミシシッピ川とヤズー川が合流する三角州(DELTA)地帯のブルースをDELTA BLUESといい、初期ブルースミュージックのひとつでもあります。

 Robert JohnsonはDELTA BLUESのみにかかわらず、ブルース音楽自体の重要人物で、1911年にミシシッピー州南部で生まれました。やがて、ブルースギターリストを目指しますが、ギター・テクニックはたいしたことはなかったようです。しかし、毎日のハードな練習のおかげで、驚愕テクを手に入れました。このことは「クラークスデイルの国道49号と61号の交差点で悪魔に魂をやり,その引き換えにギター・テクニックを授かった」というcrossroad(十字路)伝説として、語り継がれるようになりました。また彼は、女グセが悪いのも有名で、1938年に彼と密会していた人妻の夫により、毒殺されてしまいます。

 彼のベスト盤アルバムでもある”KING OF THE DELTA BLUES SINGERS”では、↑のクロスロード伝説のことを歌った”Cross Road Blues”や”Come on in My Kitchen”,” Kindhearted Woman Blues”などの今やブルースのスタンダードとなったような曲も、収録されています。彼の驚愕ギターテクと裏声のようなどこか切ない歌声には、バーボンはもちろん、アイラモルトのようなクセのあるウイスキーをオススメします。

 本当は”KING OF THE DELTA BLUES SINGERS”というタイトルで、アルバム紹介のことを中心としたネタにしたかったんですが、タイトル数が長すぎでアップできず、”Robert Johnson”というタイトルで彼の人物紹介が中心となってしまいました。これからは、「レコード」のカテゴリでは、多少は人物紹介を入れながらも、アルバム紹介中心でアップしたいと思ってます。

#ブルース

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