筆者は国際金融の第一線で働かれていた経緯もあり
かなり専門的な内容の箇所もあるが、話の内容はあきさせない。
深みにはまって身動きが取れなくなり
破綻してゆく・・・・・・
粉飾というか不正な会計処理、規制の無いグレーなマーケット
私利私欲、利害を優先したために働かなかったチェック機能等々
このエンロンの破綻劇の教訓は生かされないまま、リーマンの破綻を招いてしまった。
それも今回のリーマンの破綻は世界の金融の崩壊につながりかねないとてつもない規模・・・・
また、忘れたころに、同じ過ちをまた繰り返すんでしょうか?
出版社/著者からの内容紹介
エネルギー産業「自由化」の功罪を暴く迫真のドキュメント経済小説。
規制緩和の流れに乗ってエネルギー先物取引で急成長を果たしたエンロンは、2001年12月、史上最大の倒産劇を演じた。グローバルスタンダードへの信頼を一気に失墜させた、その粉飾決算と債務隠しの全容に迫る。
内容(「BOOK」データベースより)
二〇〇一年十二月、米エネルギー企業大手エンロンが破綻した。一介の地方ガス会社は、いかにして世界にエネルギー革命をもたらし、なぜ突如破綻したか?同社と米国政府、ウォール街、会計事務所との癒着とは、いかなるものだったのか?エンロンが駆使した金融工学と会計操作のからくりに徹底的にメスを入れるとともに、貧困家庭から這い上がろうとして戦い、破滅した幹部たちの人間ドラマに光を当てるドキュメント経済小説。
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