パスカル・シャロン・ル・グラン・ウルス 2003
2年前に購入したワイン
なかなか手に入らないとのことで寝かしてたのですが
飲んでみることに
なるほどなかなか濃いワインです。
なかなかまろやかで飲みやすかったですね。
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フランスは南ローヌのシャトー・ヌフ・ド・パプやジゴンダスの北東、ラストーの近くある
サン・ロマン・ドゥ・マルギャルドの街の近くにある12haのブドウ畑を栽培しているのが、
弱冠32歳のパスカル・シャロン。
年間僅か2400本しか造られない幻のワインです。
当初はヴァン・ド・ターブルの申請を行いましたが、ほとんどは知人、友人、
家族のもとへ渡っていました。そして2001年にAOCコート・デュ・ローヌの認定を受けました。
■栽培・醸造
グリーン・ハーヴェストを行い、ビオ・ディナミの方法にのっとり、月の満ち欠け
によって時期を決める、手作業による収穫、と本当に自分が納得できる方法
でワイン造りを行っております。10畳ほどのガレージに3つのエナメルタンクを並
べ、ひとりで醸造を行っており、20~30日間に及ぶ発酵期間、そして無ろ過
で彼のワインは造られます。
~パスカル・シャロンより~
『自分はよいブドウを作ってあげて、あとはできるだけ手を加えず、ブドウ
が一人でおいしいワインになるように見守るだけ』と。
2001年パスカル・シャロンのワインが初めて日本に輸入され、ローヌワインファン
のかつてあったであろうか、というほどの賞賛をいただきました。しかし、2002ヴィ
ンテージはブドウの出来がよくないということで、リリースされず、2年たった今でも
その印象が薄れることなく皆様のご支持をいただいております。
●ラ・グラン・ウルスは星座の『大熊座』の意味です。
ラベルには大熊座の一部である『北斗七星』が描かれています。
■品 種:グルナッシュ46%(樹齢90年以上と15年もの)、
シラー15%、ムールヴェードル22%、カリニャン14%、
ミュスカルダン3%
(通常グルナッシュは完熟すると糖度があがり、アルコール
度数が上がるとのこと。そこでこの上級キュヴェに関しては、
ミュスカルダンを加えることでアルコール度数の上昇を抑え
ることができるそうです。しかしながら15.5度あります・・・)
■熟 成 :オーク樽、ドゥミ・ニュイ(中樽)
■AOC :コート・デュ・ローヌ (本来はウ゛ィラージュを名乗れます)
■生産本数:2400本
ノン・コラージュ、ノン・フィルター アルコール度数:15.5%
●ルビー色のローブはインクのように濃厚で、一種独特のアロマがある。
かわいらしい赤果実というよりは、もっと濃い黒果実野エキスやトリュフ
香を感じ、分厚い濃厚な幾重にも重なりあう果実味は、言葉では
言い表しようがないほど。アルコールの厚みとどこまで続くかというほどの
余韻はほかでは味わえない。
#WINE