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カリフォリニアのロマネコンティを飲む!



なかなか手に入らなかったんです。
セットでは見るんですが単品ではなかなか出回ってませんでした。
やっとの思いでネットで探し出し、注文。
ついに飲むときがやってきました。

感動です!
ロマネコンティは一生飲むことはないのだろうが、
きっとこんな味がするんだろうと味わいながら飲みました!

http://www.rakuten.co.jp/wine-takamura/411855/414403/415176/

『この地で世界最高のワインが造れるのか?』
との思い一心で地質調査をした上、更に人工衛星までも駆使して、
あの世界最高のワインと言われるフランス・ブルゴーニュ地方のロマネコンティとよく似た地形を発見したと言われています。

それ程のこだわりを持つ彼ですので、当然その地でロマネコンティ同様に、
いくつかの単一畑で品質の高いワインを造っています。

飲んでみると確かに美味しい。
熟成させるともっと美味しい!
以前この生産者の最上クラスのジェンセンの古酒を飲みましたが、ビックリするほど美味しかったです。

『カリフォルニアでも、これほどのワインが造れるのだ!』
と言う事を世界に知らしめた彼はさぞご満悦ではないかと思います。
『カリフォルニアのピノ・ノワールなんて大した事ないよ!』
とうそぶく御仁に是非お試し頂きたいワインです。

【追伸】
あの有名なカリフォルニア・ワイン、カレラのオーナーであり、ワイン・メーカーのジョシュ・ジャンセンさんは、日に焼けた顔に、笑いジワがとっても素敵な方です。
一度、セミナーでお会いした際、皆さんの質問に、真摯に答える姿、長年のキャリアに裏付けされた話、今だ変わらぬワイン造りへの熱き思いを語る姿に、
『さっすが、あれだけのワインを生み出し、カリフォルニア・ピノ・ノワールの代表選手として君臨するワインを造っているだけ、ある~。』
『カレラのブドウの樹は、ロマネ・コンティの畑から持ち込まれたものだ。』と言うのは巷で囁かれている話。(本人は否定していましたが、真相は?)
何故そういう経緯になったのか、そこには彼がワイン造りを始めたキッカケが大きく関わっています。

以下は、その時のセミナーで聞いた話です。
カリフォルニア出身、名門大学、エール大学やオックスフォード大学で学んだジャンセン氏は、ワインの魅力に嵌り、1970年、ブルゴーニュに赴き、2度の収穫期を過ごします。
その後、フランスのワイン産地を巡り、カリフォルニアに戻ったジャンセン氏は、この地でワイン造りに適した土地を探し求め始めます。
その時、基準になったのが師と仰ぐ人の、
『カリフォルニアで、石灰岩土壌を探すように。』という言葉でした。

ワイン造りに、土壌は切っても切れない重要な物。その事を承知しているからこそ、彼は妥協する事無く理想の地を捜し求めたのです。結局、理想の地を見付ける迄に、2年の歳月が過ぎていました。

ワイナリーの名前『カレラ』は、通常、ラベルに描かれている、ワイナリーの敷地に有る、140年程前に建てられた『石灰岩の窯(溶鉱炉)』を意味するスペイン語です。
そして、その土地に、植えたのが、『ロマネ・コンティから持ち込まれた』と噂される、ピノ・ノワールです。
当時購入した、ミルズ、セレック、ジャンセンの各畑からは、それぞれに、土地の個性が生きた、単一畑ワインが生まれます。
この、各畑の名前は、設立当時、まだ、若かりしジャンセン氏の3人の恩人に因んで名付けられました。(ジャンセンはお父さんの事だそうです。ジャンセンさんの人柄が感じられるエピソードですよねっ。)

ブルゴーニュのワイン造りに、多大な影響を受けたジャンセン氏。

彼の造るワインは、樽はフレンチ・オーク、自然にそった伝統的な方法を大切にし、造られています。
ジャンセン氏曰く
『私がブルゴーニュで学んだのは、ある意味、古めかしいとも言える、伝統的なワイン造りです。その当時、カリフォルニアで行われているスタイルとは双璧をなす物でした。科学者のように、人工的なワイン造りをしていたアメリカの他のワイン・メーカー達にとって、当時、こういったスタイルのワインを造る事はスキャンダラスな物でした。彼らは、ワインとは、そう言うものだと思っていたのです。それとは対照的に、ブルゴーニュの人達は、資格や称号は持っていなくとも、自然のサイクルを体で感じ、ワイン造りをしていたのです。』
こんな、信念を持って造られたカレラのワイン。
そのセミナーの中で、一番心に残ったのは、

『貴方のライバルは誰ですか?』と言う、質問。

その問いに、ジャンセン氏は
『同じ業界に、仲間、ライバルはいない。普段あちこちで比べられる事の多いワイナリー同士だけど、会えばお互い情報交換もするし、色々な話をする。この産業の素晴らしい所はココなんだよ。』
と、答えられました。スッゴク共感してしまって、ジ~ンと来ちゃいました。
彼の人柄を表してますよねっ。

(タカムラHPより)

#WINE

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