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ロングモーン1964

今年のはじめに、ロングモーンのコレクターのドイツ人夫妻が我が家にあそびにきました。
そのときおいていった、ロングモーン1964のサンプル瓶。あのトマーティンで、話題を呼んだ
Scotch Single Malt Circleが1995年に瓶詰したものです。

そのときは、味がいまいちに感じたので、放置していましたが、
先日のウスケバオフ会にもっていき、試しにのんでみると、素晴らしい香りでした。
おもわず、何人かに飲んでもらい、少し残して、持って帰りました。

本日、二日酔いからようやく回復し、のんでみました。

アロマ:うっとりとするような甘いピーティさ。甘夏の皮。徐々にむせかえるような濃密な蜂蜜の香り。
やや未熟なパイナップルとマンゴー。

フレーバー:最初はビターでスパイシー。柑橘類の
皮の渋みと樽のウッディさ。加水すると非常にスムーズになる。
心地よいハイランド系のピートがいつまでもつづく。

19世紀末のリンクウッドを飲んでときのような、独特のピーティさ。
クレイゲラキホテルの暖炉で、トミンタウルからもってきたピートを焚いたときのことをおもいだします。

この甘いピーティさは、60年代前半以前蒸留のモルトにはよくあるんですよね。

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