巷でボジョレーヌーボーが話題になっているなかで、
ふと国産ワイン新酒について思い出した話です。
学生時代の講義中の雑談で出た話題ですが、
「一般的な多くのワインには酸化防止剤として亜硫酸塩を添加して、
酸化、変色などの劣化を防止しています。
しかし、新酒が出回る秋にはこれが添加されていないワインが出ます。
ぜったい旨いと思うし、ワインの産地に居るんですから是非、国産の新酒を飲んで見なさい。」
当時はボジョレーヌーボーなんて言葉は知らないし、
ワインに新酒の季節があるなんてことも知らなかったが、
この先生は結構面白い話をするので、秋になったら必ず飲んでみようと思った。
話はそれるが、他の話題では日本酒は二級酒が絶対旨い、
地酒のこれこれの銘柄を試しに飲んでみなさいとか、
安いウイスキーはシェイクすると味が変わるから一ヶ月くらい毎日瓶を振ってみようとか、
酒ネタの雑談が多かったような気がする。すばらしい先生だ・・・
秋になったころには、すっかり新酒ワインのことなど忘れていたが、
ビールを買う (確か、この頃にはサントリーのビアヌーボーなんて季節商品があったような・・・、
なつかしい) ために酒屋に行ったら、新酒ワインのコーナーが目についたので、さっそく購入。
寮の友達、先輩数名と飲む。
720mlのボトルなんて瞬時にカラ。
ワインのあとはビール、ぽんしゅへなだれ込む。
ワインの知識なんてまったく無いし、ほとんど飲んだこと無いので、
他のワインと比べてどう美味いのかわからないし、
今思うと温度やグラスなんてまったく気にも留めていない。
しかし、楽しく飲んで、旨かったように思う。
後日再び酒屋へ新酒を買おうと思って行くと、そこには、どでかい瓶、一升瓶のワインが。
もちろん即買い、白とロゼを一本ずつ。今度は友人の部屋で飲み会。
グラスになみなみと注いでも一升瓶はカラにならない、たっぷりと飲める安心感。
しこたま飲んで、どうなったのか....? あんまり覚えていないような。でも、楽しかった。
もちろん新酒も旨かったのだろう。
近いうちにボジョレーヌーボー飲みに行こうかな
#酒