私が愛して止まない「Carlos Núñez」のアルバムを紹介したいと思います。
ですが、その前に避けては通れない2枚のアルバムが御座います。
今回紹介する「The Chieftains – Santiago」と、
ガリシアの若き才能集団「Matto Congrio」です。
1. Txalaparta
2. Arku Dantza/Arin Arin
3. El Besu
4. Nao Vas Ao Mar Toino
5. Dum Paterfamilias/Ad Honorem
6. Dueling Chanters
7. Galician Overture
8. Guadalupe
9. Minho Waltz
10. Setting Sail/Muineira De Frexido
11. Maneo
12. Santiago De Cuba
13. Galleguita/Tutankhamen
14. Tears Of Stone
15. Duublin In Vigo
1996年リリース、グラミー賞獲得の傑作『サンティアーゴ』です。
動画は8曲目”Guadalupe”です。ガリシアからメキシコに渡った移民が故郷を懐かしむ歌です。
アルバムでは「リンダ・ロンシュタット」と「ロス・ロボス」がボーカルです。
①~⑤は組曲で”Pilgrimage to Santiago”です。
キリスト教の巡礼地である「サンティアーゴ・デ・コンポステーラ」への旅を、
異なる地域、時代から訪れる1曲です。
①の「Txalaparta(チャラパルタ)」はバスク地方の楽器です。
②はバスクのTrikitixa(トリキティッシャ)奏者「Kepa Junkera(ケパ・フンケラ)」の演奏が見事な1曲です。③はアストゥリアスの哀歌。④はポルトガル北部の漁村の曲。⑤は中世の聖歌です。
⑥はカルロスのガイタとパディ・モロニーのイーリアン・パイプが火花を散らす名曲です。後半のPolka de Vilagarciaをお聴き下さい。演奏者は違います。でも凄いメンバーです。
⑦のGalician Overtureはパディ・モロニー作曲、約11分にも及ぶ壮大なナンバー。
オーケストラとの共演が見事です。
⑨はマット・モロイのフルートが大活躍のワルツ。
⑩はカルロスとチーフタンズが最初に演奏したナンバーだそうです。
⑪はフラメンコのようなアレンジの1曲。
⑫、⑬はライ・クーダーがゲストに参加しキューバで収録されたナンバーです。
Galleguita/Tutankhamenは私の好きな1曲です。
⑭はホイッスル、ハープそしてイーリアン・パイプの音が美しい1曲。
カルロスとガリシア・フィルハーモニーの演奏でどうぞ。
⑮のDuublin In Vigoはヴィーゴにあるカフェ・ダブリンにて収録されたライヴ。
とても楽しい雰囲気がビシビシと伝わる一曲です。本作において最も私が好きなナンバーです。
このサンティアーゴは私にとってガリシアのケルト、
そして「Carlos Núñez」に出会う事が出来た思い出の一枚です。
#Carlos Núñez