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じゃばら酒



初めてこの名前を常連様からお聞きした時は、「まむし酒」の一種かと思いました(笑)

「じゃばら」は“蛇腹”ではなく“邪払”と書き、世界で唯一和歌山県の北山村だけで生産されている柑橘類の名称です。
北山村は和歌山県に属しますが、その場所は三重県と奈良県に囲まれ、全国で唯一の飛び地の村となっています。

『じゃばら』とは不思議な名前ですが、「邪を払う」からこの名が付けられ、この地で古くから縁起物として正月料理には欠かさず使われている果実で、柚子よりも果汁が豊富で酢橘やカボスより糖度と酸味が調和した味わいだそうです。

その北山村が村おこしの一環として取り組んでいるのがこの「じゃばら酒」で、 ” 通好みの大人のリキュール ” として静かな人気を呼んでいる様です。

確かに従来の柑橘系のリキュールとは異なり甘味が抑えられ、果皮を使う事で生まれる穏やかな苦味と独特の暖かい味わいは、ベースが純米酒と純米古酒をブレンドした日本酒だけに、どこか懐かしい雰囲気を醸し出しています。

少々クセは有りますが決して嫌な風味では無く、飲む程にクセになる、まるでアイラモルトの様な性格を備えていると言ってもいいかも知れません。

このリキュールで何か美味しいカクテルが作れないかと考え、ホワイト レディー風に試作したところなかなか良い出来だったので、先日の「ピトロッホリーの会」で常連様にご提供したところ予想以上の好評を頂き、ちょっと自信を持ち調子に乗ってここに紹介する運びとなりました。(笑)

当初『じゃばら レディ』と呼んでいたカクテルですが、さすがにそれでは“蛇女”の印象は避けられないので、お得意の映画タイトルで『陰陽師』と名付ける事に致しました! ソレモ ドウカト?



「マスター、このカクテルを作るのに相当頑張ったでしょ!(笑)」と常連様。。

確かに合計4杯しか注文を受けていないボトルが、もう残り半分になっています。(汗)

【これからのおすすめモルト】

3(水) グレンリベット 18年 1000円→800円/30m

4(木) ブルイックラディ 15年 1100円→800円/30m

5(金) グレンファークラス 105 1100円→800円/30m

6(土) クレイゲラキ 1987-2002 GM社 コニッサーズ・チョイス 40% 1200円→900円/30m

8(月) ダラスドゥ 10年 GM社 40% 1500円→1200円/30ml

9(火) モストウィー 1979-2001 GM社 コニッサーズ・チョイス 40% 2400円→2000円/30ml

【6/3(水)のハッピー アワー(17:00~19:00)モルト】

* タムドゥー
* オールド プルトニー 12年
* リトルミル 12年
* アードベッグ 10年
* タリスカー 10年               各500円/30ml

【今週のトライアル セット】

* グレンエルギン 12年 UD社 花と動物シリーズ
* グレンロッシー 10年 UD社 花と動物シリーズ
* マノックモア 12年 UD社 花と動物シリーズ      2300円/各20ml

【6/13(土)『第1回 ウィスキーの会』 詳細】

http://cancepitlochry.usukeba.com/e36849.html

【バックバーのウィスキー リスト】

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