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サンクトガーレン

本日は「サンクトガーレン」という国産の地ビールをご紹介致します。
まるで輸入ビールの様なネーミングですが、れっきとした神奈川県厚木市にある有限会社です。

“サンクトガーレン”とは、ドイツとの国境に程近いスイスのボーデン湖の南に位置する街“ザンクト・ガレン(Sankt Gallen)”に存在した“ザンクト・ガレン修道院”から付けられた名前です。
ザンクト・ガレン修道院は820年には院内に大きな醸造施設を持っていたという、記録上世界最古の醸造場となっています。
同社のビールラベルのデザインもザンクト・ガレン修道院の修道僧をイメージしたものです。

未だ日本で地ビール造りが解禁される以前の1993年に、同社はサンフランシスコで“カフェ・パシフィカ”と言うブルーパブをオープンさせ、“サンクトガーレン”と言う名前のビールを作って販売していました。
その後、六本木に飲茶と地ビールの店“サンクトガーレン”をオープンし、アメリカでつくったビールを逆輸入して提供しましたが、面白いのは、六本木のお店に小さな醸造設備を入れて、そこで法律に触れないアルコール度数1%未満のノンアルコールビールを造っていたという事です。
現在は厚木にブルワリーを持ち、エールやポーター等、レギュラーの4種類のビールの他、多数の限定醸造品を作っています。
中でもバレンタインデー向けのインペリアルチョコレートスタウトが特に有名で、毎年直ぐに売り切れるそうです。

2008年に初エントリーした第47回モンドセレクションに於いては、出品した4種類のビールがすべて入賞し、「インペリアルチョコレートスタウト」は日本初の最高金賞を受賞しました。

今回入荷した「スイートバニラスタウト」はアロマホップの代わりにバニラビーンズで甘い香りを溶け込ませた、チョコレートのような後味を持つ濃厚なスタウトです。
日本の酒税法では、ビールの原料(麦芽、ホップ、水)の他、全体の33%以内の指定副原料の使用が認められていますが、「スイートバニラスタウト」は麦・麦芽100%で作られているにもかかわらず、使用されているスパイス(バニラ)が指定原料意外のものである為、【発泡酒】という表記になっています。

芳しい甘い香りと上品で濃厚な味わいが、クリスマスの雰囲気にも良く合うと思います。
ビールではありますが、デザート代わりに食後酒としても最適です。
特に女性に勧めれば喜んで貰えること請け合いで、貴方の株も上がるのではないでしょうかface02




             Sankt Gallen “Sweet Vanilla Stout” 6.4% 1000円/330ml

   【今週のトライアル セット】

グレンリベット 12年
グレンリベット 12年 フレンチオーク・フィニッシュ
グレンリベット 15年 フレンチオーク・リザーブ        2000円/各20ml

   【12/18のミステリー・モルト】 

????????????????????      1200円/30ml

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