Limoncello

イタリアで1本だけリモンチェッロを購入しました。

リモンチェッロ(Limoncello)とはレモンのリキュールの一種で、主にナポリ湾周辺のソレント半島やカプリ島、アマルフィ海岸等が産地として有名です。
製法は地元で採れるレモンの果皮をアルコールに浸漬し、直射日光に1ヶ月ほど当てた後、果皮を取り除き、砂糖水を加えて更に1ヶ月ほど置くと出来上がりです。
元々は各家庭で庭に生ったレモンを使って作られて来た自家製の果実酒でしたが、南イタリアへバカンスで訪れた観光客に評判となってイタリア全土に広まり、今では空港の免税店にも多種類のボトルが並ぶ特産品の一つとなっています。
レモンの産地と言うとシチリア島が有名で、シチリアでもリモンチェッロとして造られているようですが、シチリア産よりも実が大きく、皮がごつごつした、ソレント・アマルフィー産のレモンを使用したものの方が香りも高く、本物だと言われています。

アルコール度数は30%前後、よく冷やして食後にストレートで飲むのが一般的ですが、一気に口に含むとレモンの爽やかな香りに反し、鼻にツ～ンと来るので要注意です。

空港で購入する際に店員の方に一番のお勧めを聞いて回ったら、誰もが別のものを推薦して来たので、結局出発ロビーに一番近いお店のお勧めを購入しました。

さすがに日本人にはそのままストレートで飲むのはちょっとしんどいので、帰国後リモンチェッロを使ったカクテルを作ってみました。
リモンチェッロにクランベリージュースをミックスしソーダで割っただけですが、これがとても爽やかで美味でした。この味はボトルが空くまでのお楽しみです。
でも、日本でもリモンチェッロは容易に手に入るようですが。。