今日はフードのおすすめメニューに載せる為に、トマトカレーを仕込みました。となれば必然的にそれが私の夕食になります。普段は軽いもので済ませているので、カレーなんぞを食べるとさすがに少々胃が重たい感じです。そこで消化を促進する意味も込めて、すっきりとしたハーブ系のリキュールを飲む事にしました。
選んだのは『ベヘロフカ』。チェコ共和国産のリキュールです。
首都プラハの近郊にある温泉地カルロヴィ・ヴァリは飲む温泉としても有名な観光地。日本の草津温泉の姉妹都市でもあります。そこには12の飲泉所があり、その13番目の温泉と言われているのが、その地の名産品である『ベヘロフカ』です。チェコでは200年来、食欲増進の食前酒、或いは消化促進の食後酒として親しまれており、オーストリア皇帝家御用達の栄誉も受けています。
草根由来の独特の芳香を持ちますが、口当たりはまろやか。20種類の薬草・香辛料を使用いているとの事ですが、レシピは門外不出。シナモンや白檀の様な香りを感じます。
ベネディクティンやシャルトリューズ等他のハーブ系リキュールと比べて甘味が穏やかなのでストレートでも飲みやすいのですが、それでも甘いと感じる方はジンやウォッカで割るとよりなめらかな風味になります。但しこのリキュール自体のアルコール度数が38%あるので、飲みやすいからと言って飲み過ぎると後でえらい事になります。
私も仕事前じゃなければ、冷凍庫でキンキンに冷やしたジンで割って飲みたいところですが、少量をロックで我慢します。
グレープフルーツジュースやレモンジュースで割るとハーブ香がより引き立ちます。
温泉水で作っているかと思いきや、そうではないようです。何故ならカルロヴィ・ヴァリの温泉は鉄分が多くて、とても不味いらしいので。。
BECHEROVKA 38% 700円/30ml