ご近所に仲の良い居酒屋が2軒ある。
”繁喜”は小料理屋と言ってもいいぐらいである。和食がほとんどで売りは天然の、魚と従業員(笑)。モルトを楽しむ会の後や碁会所の後には、反省会と称してワイワイやりに行く。店に入る前に虫養いに行くことも多い。
”和屋”は和食系とはいえ何でもござれのこれぞ居酒屋である。先日はトムヤム君鍋を食べに行ったが、エスニックも中華も美味いのだ。休みの日か、店が終わってからちょこっと食べに行くことが多い。”繁喜”の女将と夜中のデートに使った事もある。
どちらの店も、家からでも店からでも徒歩2分圏内にある。
しかし、お客様が一人も重複していないと思う。
話しを聞いても、早い時間に忙しい”繁喜”に対し、遅い時間が忙しい”和屋”である。
店から徒歩2分以内にバーは5軒ある。
店の真ん前には、ダーツバー。
道を渡ると、若者が集っているバー。
少し奥に、バーというよりはバール。
目立たない2階に、老舗のショットバー。
ある程度は共通のお客様もあるようだが、浮気程度のようである。
たまには違う雰囲気と酒を味わいたくなるものなのだろう。
基本的には同じ店のスツールを暖めている事が多いようだ。
バーは酒だけではなく、バーテンダーとの会話やバーの雰囲気も売り物なのだ。
これだけ読むとちゃんと棲み分けが出来ているようだが、閑古鳥は一部の店にのみ住み着いているのである。
#徒然なるままに