MENU

酔族館 Ⅱ

 いよいよ岡山に到着。

 大学時代に私に酒を教えてくれた大先輩、今は岡山で中学の教師をしながらだんな様と自分の親の面倒を見ているので大変そう、と7時に駅前で待ち合わせ。
 10分前に携帯に連絡。15分前から待っていた私のすぐ後ろからかけている。昔はボンキュウボンだったのに、ひょうたん型ホックスヘッドまでに成長されていた。まだ凹凸はありそうだが、今は人妻に尽き詳しいことは聞かないことに。

 何が何でも「酔族館」で飲みたい旨を伝えておいたので、自分の教え子で、だんな様の部下に探しておくよう指示して、見付けておいて下さった。路面電車で2駅。たぶん歩いても15分もかからない距離だとは思うのだが、歩くことはいやらしい。現地では彼女の行くところについて行くしかない私。

 彼女のお尻をポテポテついて行くと、ありました。「酔族館」。
 当店で話題のバー。
 「洋酒天国」から名前を取ったのであろうと予想しつつ、少し緊張しながらドアを開ける。

 「いらっしゃいませ」の声が二重に。カウンターの中では奥様が一人トランプ遊び。マスターはカウンターに座って新聞を読んでおられた。力の抜け具合は当店並み。席の数も当店並み。店員の数は当店の2倍。 口開けの客であることは一目瞭然。
 私はグレンファークラスの101を、彼女はメーカーズマークのレッドをとりあえずストレートで。
 だんな様の力は偉大であることを確認。だんな様は明治屋にお勤めなのだ。

 お店の名前を「洋酒天国」からとられたのですか?という私の質問にはYesとはっきり答えていただいだ。大阪の十三でバーをやっておりお客様から勉強して来いといわれたので、お邪魔しましたと来店理由を説明。

 するととつぜんダイスとダイスカップが出現。
 5個のダイスがカップの中に。
 カップが上がると縦に5個のダイスが立っている。

 次は5個のダイスが一直線におかれ、一瞬にしてカップの中に。
 カップが上がると縦に5個のダイスが立っている。

 バーテンダーはダイスカップではなく、シェーカーを振るのでは?????

 でも、見事。思わず二人で拍手。

 ということで二杯目は、サイドカーとバラライカをオーダー。
 再度拍手。
 すごいとしか言えないカクテル登場。

 その後も、ダイスのマジック?テクニック?を堪能。

 アイルオブジュラ・タリスカー・ラガブーリンを頂いて退場。

 二軒三軒とはしごしてカプセルへ。二軒目で飲んだレアモルトシリーズのクレイゲラヒ20Yは美味かった。

 

#バー

この記事を書いた人