土曜の朝。
仕事に行かなくて良いという安堵感に包まれ微睡む至福のひと時。
そろそろ起きようかなぁ、と思いながらベッドに横たわる私の耳元に、
「珈琲入ったよ。」と囁く声。
(ん~、もうちょっとごろごろしてたいけど…。)
珈琲の香りにつられてゆっくりと起きあがる私。
ゆっくりとドリップされた珈琲は猫舌の私にはちょうど良い温度になっている。
「お風呂のお湯入ったよ。」
珈琲を飲み干す頃、絶妙なタイミングで声がかかる。
そういえば1週間の疲れが出て、昨日はシャワーを浴びるのも億劫で
寝入ってしまったんだっけ。
温かいお湯の中で手足を伸ばしていると、今度は
「ブランチのパスタは何がいい?」
と、浴室の外から尋ねられる。
「カルボナーラかホワイトソース系のクリーミィなのがいい。」とリクエスト。
(クリーミィか…。モルトならカダム?)
などと思いながら、バスタオルに身を包む。
食卓にはパスタが湯気を立てていた。
チキンと白菜のホワイトソース。
希望通りクリーミィなパスタだ。
思わずブルゴーニュの白を開ける。
グラスを満たす黄金色の輝きが、まったりとしたパスタソースとの
マリアージュを予感させる。
ゆったりした朝。
何もしなくても望んだものが与えられる、休日ならではのしあわせ…。
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上記の出来事はフィクション……ではありませんが、かなり脚色&美化されております。
このような状態が続くはずもなく、この日の夜には、
「正座か肩もみか、どっちがいい?(怒)」と尋ねざるを得ない出来事が、
待ち受けていたのでございます。
つ ・ づ ・ …きません!(^_^;)
補足:罰の選択肢に「チェーン」が含まれないのは、我が家の場合、
閉め出しても店に行って寝られるためです。(苦笑)
#雑記