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怒濤のプレオープン

前回、プレオープンを迎えたお初天神のお店の記事をアップしましたが、
今日はその舞台裏のドタバタ騒動を暴露いたしましょう。(笑)
長文ですので覚悟の上、お読みください。

さて、プレオープン当日

モルトを楽しむ会にご参加いただいたお二方と連れだって、
総勢4名で、まずは梅田にておでんで軽く腹ごしらえ。

7時のオープンにはまだ少し早いので、
超ご近所の新築ビルに新規開店した大箱バーを覗きに行くことに。
きっとライバル店になるに違いないから(笑)、
敵情視察をして来てあげよう、というもの。

1階のイタリアンはほとんど女性客で大賑わい。
2階にあるバーの入り口ではイタリアンなイケメンに迎えられたものの、
ソファー席しか空いておらず、チャージは1000円とのこと。
軽〜く敵情視察でチャージ1000円はご勘弁、ということで視察は中止に。

まだ30分程早いけど、まぁ、いいかと、
準備万端整ってプレオープンを迎えるはずの店のドアを開けると…

いきなり足下のダンボールに躓きそうになりました。

店内を見渡すと…

所狭しと積み上げられたダンボールの山、やま、ヤマ。
カウンターの上には散乱した工具達。
そしてカウンターの中には呆然と立ちつくす、
何日間もお手伝で詰めておられた某店の元マスター(自称パシリのパシリさん)

「あれ?今日、プレオープンじゃなかったっけ?」
「7時開店じゃ、なかったの?」
「日にちと時間、間違えたかなぁ」
と、口々に嘯(ウソブ)く私達。

「今、(マスター)家に帰ってるんですわ。」
と、虚ろな眼差しの元マスター。

前日に貼られたばかり(!)の壁のクロスの仕上がりや
物置との仕切りのカーテン等を眺めていると、
家に何かを取りに帰っていたらしいマスターのご帰還。

「ホンマに今日、開けるの?」
「まぁ、なんとかなるやろ、っていうか、なんとかする!」

この時、開店予告時間まであと20分ほど。

そこから、ご一緒したお客さんを巻き込んでの、
怒濤の開店準備作業が繰り広げられたのでした!

とにかく要らない物は、箱や袋に突っ込んで奥へ。
あれも奥、これも奥!

そうこうするうちに、ウスケバでもおなじみの方がご来店。
見てのとおり、まだ準備中です!で、「飛んで火に入る〜」的に作業員1名追加。

「グラス、洗わな。どれ使うの?」
「グラスを拭くクロスは?灰皿は?」(クロスはタオルで代用、灰皿は無かった)
「カウンター、これで拭いて!」
「そろそろボトル並べよか!」
元マスター、現マスター(当店、店主)がカウンター内で率先して動きつつ指示を飛ばし、
それを受けてダンボールを開けて回る新米マスターとお客達(私を含む)。

この間、オープニングサービスに使うシャンパングラスを探し回るも、
まだ届いていないらしいことが発覚してわずかに凹む新米マスター。
が、ワイングラスの代用ですぐに解決。

そして次から次へと姿を現すオールドボトルや「なんじゃこりゃあ?」なお酒達。
「リキュールがいっぱい出てきた」「リキュールは要らん」
「これとこれは同じ~」「同じのは除けといて!」
などと7人がかりで作業していると、まだ、棚が出来ていないので、
あっという間にバックバーは埋まり、「とりあえずこのくらいで…」とストップがかかって、
ダンボールの開封作業終了。
この時、予定時刻を30分ほど回った7時30分頃。

ようやく着席して、オープニングサービスのシャンパンで
「お疲れ様〜」もとい「開店おめでとう〜」の乾杯。
(これがまたランソンの古酒だったりする)

この後は、次々と開店を祝う方々が来られ、なんだかんだと満席に。
私達が終電を前に引き上げるまで、途切れることなくお客様が来店されたのでした。
めでたし、めでたし。

いやぁ、30分早く到着してて良かったよ。(^_^;)
とりあえず落ち着いてから来店された方々はホント、ラッキー!(^_-)
パシリのパシリという不遇に耐えた元マスター、お疲れ様でした。(T_T)
そして「モルトを楽しむ会」に参加されたが故に、エライ事に巻き込まれた当店のお客様、
本当にご愁傷様でございました。m(_ _)m

最後に、初心者マスター!
本オープンまでには、すっかり準備が整っているように、お願いしますよっ!!

#外飲み

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