移植ゲーに一喜一憂。あの頃君は若かった。
アーケードゲームの完全移植など夢のまた夢だった1980年代。
神移植と呼ばれるか、それとも劣化移植となってしまうのか。
多くの開発者にとって、ゲームの移植作業は苦難の連続であり、また腕の見せどころでもあった。
ゲーム一本買うのも博打だったあの時代の“移植ゲー”たちを、時に真面目に、時に面白おかしく紹介する新感覚のレトロ本が誕生!
硬貨数枚を握りしめ、親にバレないようにゲームセンターに行く。
かつてのそこは、不良に絡まれたり補導員に見つかったりと数多くのリスクが潜んでいたが、その隙を縫ってプレイする本格的なゲームの味はまた格別であった。
80年代中頃になると、ファミコンやマイコン(PC)の爆発的普及に伴い、アーケード作品が家庭用向けに移植される流れが生まれ、家にいながらあの人気作を心ゆくまで堪能できる時代が到来。
だが、当時のアーケード基板と家庭用ゲーム機・PCのそれとは天と地ほどの性能差があったため完全移植は不可能に近かった。
レトロゲームのディープな世界へようこそ!『The移植ゲー』12月9日発売!
この記事を書いた人