去る9月17日(土)、長野県の長和町で日本初となる野外ウイスキーフェスティバルが開かれた。
会場となったのは標高約1400mの「ブランシュたかやまスキーリゾート」のゲレンデ前広場。当日は突然の雨や雷といった、まるでスコットランドの天候を想わせる荒れた天気だったが、地元長野県だけでなく、東京、群馬、神奈川、名古屋、大阪からも熱心なファンが訪れ、一日中賑わっていた。
野外フェスにふさわしく地元の飲食関係やアウトドアショップ、高原野菜の即売なども行われたが、目玉は本邦初の本格的ブラインドコンテストとトークショー。
5つの銘柄を当てるブラインドコンテストでは、本誌テイスターの山岡秀雄氏が5問中4問正解し優勝。ペンションのペア宿泊券などを手にしていた。
トークショーでは県内にメルシャン軽井沢、マルス信州と2つの蒸留所を有する長野県の特殊性、その県民性やウイスキー事情、バー事情が語られ、参加者は熱心に聞き入っていた。
当日は親子連れでも楽しめるようにと、室内会場では体験ソバ打ち教室や、織り物教室、地元特選の黒曜石を使ったアクセサリー作りなど、多くのアトラクションも用意され、普段のウイスキーフェスティバルとは違った、バラエティ豊かな異色のイベントとなった。