9/2(その1)
・起床
朝04:30に起床。完全に時差ぼけ。
眠れそうにないので、とりあえずシャワーを浴びる。シャワーは固定式であまり自由が利かないが、お湯はちゃんと出てくるし、シャンプーと石鹸、バスタオルなどは用意されている。
その後は写真の整理したり、文章書いたり、ネットに接続して生存報告したり。
夜が明けると、裏庭が見えた。とても綺麗だ。ここでゆっくり紅茶を飲んでみたい。
しかも今日は奇跡的に非常に天気が良い。すばらしい一日になりそうだ。
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ちなみにスコットランドの夏の気候というのは、基本的に常に曇っていて時々パラパラと小雨が降る、という感じ。晴れ渡る青空はかなり運が良くないと見られない。
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・朝食
07:30から朝食をいただく。adria houseの朝食時間は07:30~09:30だ。
ダイニングルームはとても清潔で、調度品も上品にまとまっており、きっちりセットされている。ホテルのダイニングなんかより遥かにいいと思う。
噂には聞いていたが、スコットランドの朝食は非常にボリュームが多い。
まずはコーンフレークとグレープフルーツジュース、そしてリンゴ一個が出てくる。コーンフレークは普通に牛乳かけて食べる。日本と同じ。
これを食べ終わると、次にメインが出てくる。
こんがり焼いたトースト二枚にマーマレードとバター、茹でたトマトを半切りにしたもの、卵2個分のスクランブルエッグ、こんがり焼いたソーセージ、同じく焼いたベーコン(日本と違ってかなり分厚い)2枚、茹でた豆。これに合わせて紅茶も出てくる。
かなり量が多いので食べきれるかと思ったが、前日あまり沢山食べていなかったので、ペロリと平らげてしまった。
これを食べた後はフルーツヨーグルトが出てきて、終了。
しかし毎日この量を食べるのは結構きついぞ…。
・チップについて
僕は海外に出るのは初めてなので、チップという文化についてあまりよく知らない。そこでadria houseの人にスコットランドにおけるチップ文化について聞いてみたところ、以下の返答をもらった。
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・アメリカと違い、スコットランドにおいては基本的にチップは必須ではない。全く払わなくても、嫌な顔をされたりはしない。
・ショップなどではチップを払う必要はない。
・パブでもチップを払う必要はない。
・宿や食堂、タクシーなどでは、特別なサービスを受けたと感じた時(重い荷物を大量に運んでもらったとか)や、いい気分で過ごせたときにチップを払うとよい。支払金額の5%~10%程度。
・中級~高級レストランでは、支払金額の10%位をチップとして払うとよい。ただしサービス料が支払いに含まれている場合は払う必要はない。
・テーブルや部屋に硬貨を置いていく、という形でも問題ない。
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・散策
二号との合流まで少し時間があるので、エジンバラ市内を散策してみる。
エジンバラではカラスを見なかった。代わりにカモメらしきものがごみをつついている。
SMWSのレストラン。残念ながらここで食事をする時間は無かったが、ノンメンバーでも利用できるらしいので次回は訪れたい。
・カールトンヒル頂上
朝食後、二号と合流し、カールトンヒルという場所に向かう。
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ここは丘になっており、頂上からはエジンバラ市内を見渡すことができる。
頂上からの写真を数枚取った。素晴らしい眺めだ。
この街はほぼ近代建築を拒否している。AOKに例えると(何故)、帝王進化を捨てて城主の時代に城ラッシュした結果できあがった都市、みたいな感じだ。
エジンバラに来たらここからの景色を必ず堪能するべき。例え天候が曇っていたとしても。
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カールトンヒルからホーリールード宮殿に向かっているときに気付いたのだが、街のそこかしこに「犬の糞を放置したら罰金100ポンド」という標識が沢山ある。この罰金制度が功を奏しているのか、なんとなく犬の糞は少ないような気がする。
ただし何故か馬糞に関しては規制がないようで、公園周辺などには大量に落ちているので気をつけるように。
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・ホーリールード宮殿
次に訪れたのは、ホーリールード宮殿だ。この宮殿はスコットランドの王室の歴史の中心であり、現在でもイギリスの王(現在はエリザベス二世)がスコットランドを訪問する際にはこの宮殿に滞在する。
エジンバラに来たのなら、ここは必ず訪れるべき。
スコットランドの代表的な歴史的建造物である(室内は撮影禁止なので外側だけ)。
この宮殿のうち、中世からずっと残っている部分は城の壁が非常に厚く、階段もものすごく狭い。実際に籠城することを考えた城塞として設計されていることが分かる。
見学の際には音声ガイドの再生機を借りることができる。日本語でスコットランドの歴史や部屋での出来事について解説してもらえるので、非常に分かりやすい。僕もスコットランドの歴史について結構詳しくなった。特に悲劇の女王メアリーの話と、ジャコバイトの人気者チャールズ・エドワード・ステュアートの話が興味深かった。
こちらは廃墟となっているホーリールード寺院。廃墟となることによってることによって神聖さが増しているように感じられる。
裏の庭園も散歩できる。庭園は完璧に手入れされている。
女王滞在時にはこの庭園で勲章の授与や園遊会が行われるらしい。
・ケイデンヘッド
ホーリールード宮殿の見学を終えた後は、ケイデンヘッドのショップへ。ホーリールード宮殿から、ロイヤルマイルをエジンバラ城方面に3分くらい歩いたところにある。
ショップ内はそれほど広くない。日本の街中の普通の酒屋より少し小さいくらい。ただしウィスキーの品揃えはかなりのものだ。当然ではあるが特にキャンベルタウンモルトが充実している。他のボトラーの商品やオフィシャルものも沢山置いてある。
ボトルを店内に並べきれないようで、メニューが書いてある。
これまた当然ながらケイデンヘッドのボトリングはほとんど手に入るようだ。
店員は親切で、質問すれば積極的に答えてくれるし、こちらの好みを把握してお勧めボトルをオファーしてくれる。
あと写真を取り忘れたのだが、ハイランド、スペイサイド、ローランド、キャンベルタウン、アイラの各地区ごとに一つ樽が置かれていて、そこから直に瓶詰めできるようになっていた。僕はこの樽出しのアイラ(ボウモア)とキャンベルタウン(スプリングバンク)を購入。
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ただ、店員がうちらのことをJAPsと呼んでいたのが少し気になった。
でも店員はうちらが英語を理解していることは分かっているし、ウィスキーの説明をしてもらっている時も親切だったので、多分差別的な意味合いは無いんだと思う。
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次回は9/2昼食~9/2夜まで。
#スコットランド旅行記