香り:焦した醤油、新築の部屋、キャラメルソースのかかったバニラ、そしてレーズン。
主体はチャーしたオークのニュアンスであるが、奥から黄桃の缶詰、ブラッドオレンジ、ドライプルーンのニュアンスも感じる。
開けたてゆえかアルコール感はしっかりとしており、少し粘性も感じる。
味:オーク感しっかり、栗の渋皮煮、カラメル、醤油っぽさ、やや湿った木、粘性を持って広がり、
中間からスパイシーで温かさを感じる。蜂蜜、ひっそりとダークフルーツ、プルーン、租借するとオレンジのような・・・というかバーボンのようなニュアンス
フィニッシュ:ドライでややビター。ビターさはウッディーな印象があるが、ピートと思われる苦味、スモーク感も僅かだが感じることは出来る。
コメント:2010年12月現在、日本国内は未流通な1本ですが、海外ではすでに販売されており、免税店で売られていたボトルをお土産として味見させていただきました。
(海外品なので、国内流通後のモノとは内容が異なる場合があります。)
モーレンジとしては特別なストーリーを持った、1903年のレシピを再現した、いわゆる”復刻”ボトルなのですが、過去というよりは現行モーレンジらしいキャラクターを持った一本。
当時のモルトはバーボン樽がまだ無くシェリー樽主体、乾燥の主流もピートと思われるので、もっとシェリー&ピーティーに仕上げても面白かったのではと思いますが・・・
今のモーレンジが持っている原酒はバーボン&ライトorノンピートなので難しいのでしょう。
Glenmorangie Finealta
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