GORDON & MACPHAIL
“CASK”
PORT ELLEN 1978
(ポートエレン 1978)
Aged 16 Years
700ml 61.6%
Distilled; 1978/4/21
Bottled; 1994/5/??
Cask No, 2697
Cask type, Sherry
オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆
香り:乾煎りした麦、蜂蜜、黒かりんとう、香ばしく甘いフレーバーに、微量の硫黄を伴う。アルコール感は度数からすれば適度。
時間と共にスポンジケーキ、奥から若干の生木っぽさ、植物の青さを持ったトゲもある。
味:少し香ばしさを伴う甘酸っぱさがじわっと広がる、やや粘性、ブラウンシュガー、オレンジ、
フレッシュでフレーバーの角はしっかりしており、まるでスペイサイドモルトのカスクのよう。
鼻抜けに僅かなピート薫香、干した草、もどりは黒砂糖や乾いた麦、ピートも若干含んでいる。
香ばしさとビター、スパイスが盛り上がって僅かに残る。塩は・・・あったのだろうか、あまり感じなかった。
コメント:キャンベルタウンロッホにて。個人的に非常に感慨深く、今だからこそ飲めるモルト筆頭な1本。
ポートエレンの1970年代で、そして短期熟成の16年もの、さらにシングルカスク&カスクストレングス。
これは・・・希少価値を考えるとかなりのモノですね。
つい最近入手したそうですが、本来61.1%と言われて購入したところ、61.8%が来て「なんじゃそりゃ!」「ゴメン、見間違えてた」
(某氏のお話によると、61.1%のほうが評価は高い)
という、海外の方の非常にアバウト(ほんとかよw)なエピソードを含んだボトルだそうです。
印象としては、全体のバランスは悪くないものの、あまりポートエレンらしくないなぁという感じ。
樽はおそらくリフィルのシェリーと思いますが、ブラインドで出されるとこれは判別不可能、最後のピート感が唯一の特徴でしょう。
方向性としては、香ばしさのあるかりんとう系で私好みです。欲を言えばもうひとつ何かほしいところですが・・・
とはいえ、飲みたいなと思っていた若いポートエレンの70年代を飲めたので、満足感はバッチリでした。
味的には☆6ながら、希少性や私自身の満足感を加味して☆7です。
後は、旨いと言われている同CASKシリーズの61.1%仕様を飲んでみたいっすね。
※8月13日、持ち込みボトル情報UPしました。
#ポートエレン